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音の専門家・麻倉怜士氏がハイレゾの魅力を語る!ファイル形式の解説つき

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麻倉 怜士のプロフィール画像
麻倉 怜士
オーディオ・ビジュアル評論家

津田塾大学・早稲田大学エクステンションセンター講師(音楽)/UAレコード副代表。日本経済新聞社を経てプレジデント社に入社。『プレジデント』副編集長、『ノートブックパソコン研究』編集長を務める。1991年よりオーディオ・ビジュアルおよびデジタル・メディア評論家として独立。

津田塾大学・早稲田大学エクステンションセンター講師(音楽)/UAレコード副代表。日本経済新聞社を経てプレジデント社に入社。『プレジデント』副編集長、『ノートブックパソコン研究』編集長を務める。1991年よりオーディオ・ビジュアルおよびデジタル・メディア評論家として独立。

ハイレゾとは?

ハイレゾとは、「高い(ハイ)」「解像度(レゾリューション)」を意味する情報量の多いオーディオ音源のことを指します。

CDに入りきらなかった「音の情報量」をたくさん持つことができるため、レコーディングの空気感やアーティストの息づかいなど、生の音に近いサウンドをより感動的に体感することが可能です。

デジタルオーディオプレーヤー ハイレゾ 画像

ハイレゾは、CDの情報量の約6.5倍!

私たちがCDやダウンロード音源で聴いている音楽は、原音をデジタル化したものです。

デジタル化した数値は、kHz(サンプリング周波数)bit(量子化ビット数)で表され、その数値が大きければ大きいほど細かくデータ化することができ、原音に近い音の波形を描くことができます。

  • サンプリング周波数【kHz】
    値が大きいほど、より高い音域まで収録可能
  • 量子化ビット数【bit】
    値が大きいほど、より小さく細かい音まで収録可能


CDが44.1kHz/16bit(音を1秒間に44100回切り取る)なのに対し、ハイレゾは最大で192kHz/24bit(音を1秒間に192000回切り取る)。
CDの約6.5倍もの情報量をもっている計算になります!

ハイレゾの代表的なファイル形式を紹介

ハイレゾ音源は、専用のダウンロード配信サービスの利用がメインになります。音源を取り込む際に重要となるのがファイル形式。ここでは、圧縮方法の違いや代表的なファイル形式について解説いたします。

デジタルオーディオプレーヤー ハイレゾ 画像

非圧縮方式の「WAV」「AIFF」

原音を圧縮することなくそのまま記録することができ、音質の良さを保つことが可能。元ファイルと大きさが変わらないため、データが重たくなってしまうデメリットあり。アルバム画像や曲情報などの表示もあまり期待できません。

可逆圧縮方式の「FLAC」「ALAC」

ハイレゾ音源を代表する、最もメジャーなファイル形式。原音を効率よく圧縮しつつ、再生時には情報を完全に復元することが可能。音質を損なうことなくデータを圧縮することができるため、ファイル形式選びに迷ったらFLAC・ALACを選んでおけば失敗がありません。

非可逆圧縮方式はNG!

MP3やAACに代表される「非可逆圧縮方式」は、高音域の音声データを間引いているため音質が劣ります。

オーディオによってはMP3やAACなどの圧縮音源をハイレゾ相当の音質にアップスケーリングできるモデルもありますが、純粋に高音質なハイレゾを楽しみたい方は、非圧縮方式か可逆圧縮方式を選択しましょう。

音の再現方法が異なる「DSD」

上記で説明した非圧縮・可逆圧縮・非可逆圧縮は「PCM」と呼ばれ、音楽ファイルの一般的なフォーマットです。

一方、DSDと呼ばれるフォーマットは音の再現方法が異なり、デジタル信号を1bit(0と1のみ)で記録し、その密度で音を表現。レコードなどのアナログなサウンドに近いと評判ですが、普及率がまだそこまで高くありません。

オーディオ専門家・麻倉怜士氏によるハイレゾ生活のススメ

オーディオ・デジタルメディア評論家の肩書をもち、津田塾大学で音楽理論を教える大学講師でもある麻倉怜士氏に、ハイレゾの特徴やCD音源との違いを解説していただきました。

デジタルオーディオプレーヤー ハイレゾ 麻倉氏 画像

ストリーミング再生やCDでは味わえない臨場感!

「Amazon Music」や「Spotify」といったインターネットに接続しながら音楽を楽しむストリーミング再生が人気ですが、こういった音楽は音源を圧縮しているため、音質がどうしても悪くなってしまいます。

音楽がより身近な存在になりましたが、高音質でじっくり好きな音楽を楽しみたいなら、ストリーミング再生やCDよりも断然ハイレゾがおすすめです。

CDは人間の聴力の範囲の2万Hz(ヘルツ)しか聴こえないのですが、ハイレゾはその2倍・3倍・4倍・5倍…数倍の音を体感することが可能。

音の弱さと強さの比を表す「ダイナミックレンジ」が、CDが100db(デシベル)以下なのに対し、ハイレゾは140db・150dbもあります!

CDの音源を音の缶詰と表すなら、ハイレゾは目の前で演奏を聴いている感覚。臨場感が圧倒的に違います!

音域の広さと奥行きの深さを堪能

ハイレゾ特有の「音域の広さ」「奥行きの深さ」によって、CDを超える感動度で音楽を楽しむことができます。

「音が少しくらい悪くてもいいから手軽に音楽を楽しみたい」という意見もありますが、好きな音楽をより良い音質で聴くことができたほうが人生がもっと豊かになるのではないでしょうか。

まとめ

ハイレゾの音楽を楽しむには、ハイレゾ対応のオーディオが必要不可欠です。

外出先でハイレゾ音源を楽しみたい方は、デジタルオーディオプレーヤーを、自宅でハイレゾ音源を楽しみたい方は、ネットワークオーディオプレーヤーの記事をチェック!

商品選びの参考にしてくださいね!

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やまもとまどか
この記事のライター
やまもとまどか
2017年株式会社サイバーエージェントに中途入社し、アドテク本部に配属。 SSPプロダクトのメディアコンサルタントとしてメディアリクルーティングや広告運用を経験し、外部メディアの広告収益拡大化を担当。 その後、海外配信向けアプリ比較サイトの立ち上げに携わり、2018年7月よりグループ会社である株式会社CyberOwlにて、「モノレコ」の立ち上げに携わる。

2017年株式会社サイバーエージェントに中途入社し、アドテク本部に配属。
SSPプロダクトのメディアコンサルタントとしてメディアリクルーティングや広告運用を経験し、外部メディアの広告収益拡大化を担当。
その後、海外配信向けアプリ比較サイトの立ち上げに携わり、2018年7月よりグループ会社である株式会社CyberOwlにて、「モノレコ」の立ち上げに携わる。

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