じめじめした梅雨の季節には、カビの発生、細菌の繁殖も心配になりますよね。そんな湿気の多い部屋で活躍するのが除湿機!
除湿機は部屋を除湿するだけでなく、最近では公害、黄砂など外で洗濯物を干せない時に部屋干しするのにも使われています。
最近ではさまざまなタイプの除湿機が増えており、どれを選べば良いか迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。
そんな人に向けて、今回は除湿機の選び方や種類を家電ライターの倉本春さんに教えていただきました!記事の後半では倉本さんのおすすめも紹介していきます。
除湿機の購入で迷っている方はぜひ参考にしてみてください!
目次
白物家電やIoT家電、ガジェットなどのレビューをはじめとした最新情報を執筆。元ドッグカフェオーナー兼シェフという経歴から調理家電の使いこなしや犬用ガジェットなどの記事も得意。AIを搭載した家電などの最新技術をわかりやすく解説する記事にも定評がある。
白物家電やIoT家電、ガジェットなどのレビューをはじめとした最新情報を執筆。元ドッグカフェオーナー兼シェフという経歴から調理家電の使いこなしや犬用ガジェットなどの記事も得意。AIを搭載した家電などの最新技術をわかりやすく解説する記事にも定評がある。
除湿機の選び方
除湿機を選ぶ際には除湿能力はもちろん、それ以外にも選ぶポイントがあります。
ここからは倉本さんに聞いた、除湿機を選ぶ際のポイントをご紹介していきます。除湿機の購入を検討している方は、これから紹介するポイントをぜひチェックしてみてください!
除湿機を選ぶポイント①【除湿能力】
選び方の最大のポイントは「使うシチュエーション」をしっかりと想定することになります。除湿機には1日に除湿できる水分量をあらわす「除湿能力」という数値があります。この数値が高いほどパワフル。
除湿能力は除湿面積の目安である「~20畳(木造)」などの部屋の広さで表示されるのが一般的です。この値は室温27℃、相対温度60%を維持したときの1日あたりの除湿量です。たとえば、1日に6L前後除湿できる製品は「~7畳(木造)」、10Lなら「~11畳(木造)」などと表示されます。
除湿能力は数値が大きいほど早く除湿できるため、素早く除湿したい場合は6畳の部屋で使用する場合でも「~23畳(木造)」などの数値の大きい製品を使うのがよいでしょう。
ただし除湿能力が高い製品は、その分重く大きく、さらに価格も高価なことが多いので注意が必要です。大きい製品は部屋に置いても目立ちますし、置き場所も選びます。
ちなみに最近は10kg以上ある高機能除湿機は部屋干し乾燥も移動することを想定してキャスターがついて軽い力で移動できるものも増えています。
一般的に除湿機は「大きさ・重さ・価格」が「除湿能力」とトレードオフになっていることが多いので、自分が使用するシチュエーションにあわせてバランスを考えて製品を選ぶとよいでしょう。
実は東日本と西日本では周波数が違い、東日本は60Hzで西日本は50Hz。もちろん、60Hzの方が除湿力は高くなりますが、それに伴い電気代も高くなります。
除湿機を選ぶポイント②【水タンク容量】
もう1つ、意外と見落としがちなのが「水タンク容量」です。いくら除湿能力が高くても、水タンクが小さければ「2時間でタンクがいっぱいになって運転がとまってしまう」など、頻繁にメンテナンスをしないといけないというデメリットがあります。
外出中にずっと湿気をとってほしいなら、タンク容量が大きいものを選択しましょう。
また、除湿機によっては「連続排水」ができる製品もあります。これはタンクに水をためず、除湿機にホースなどをとりつけてそこから除湿した水を延々と垂れ流す機能です(製品によっては一定時間で電源が切れるものもあります)。
連続排水機能を使用すると、タンク容量を気にせず長時間運転ができるので風呂場などで部屋干しをする場合に便利です。
除湿機を選ぶポイント③【機能】
最後にチェックしておきたいのが機能について。たとえば、最近の高機能除湿機の多くは衣類乾燥に対応しています。
また、製品によってはイオンによる除菌やカビ抑制機能が搭載されていたり、湿度センサーで自動的に節電できる製品などもあります。
衣類乾燥をするなら部屋干し臭抑制のために除菌能力のある製品を選ぶなど、使う用途にあわせて付加機能もチェックしておきたいところです。
除湿機の種類
除湿機にもいろいろ種類があり、「コンプレッサー式」、「デカント式」、「ハイブリッド式」があります。
それぞれの湿度を下げる方法や、除湿能力、メリットやデメリットを解説していきます。
除湿機の種類【コンプレッサー式】
空気を冷やして「結露」を発生させることで空気中の水分を水滴に変えるのがコンプレッサー式。基本的に冷房と同じような仕組みとなります。結露を発生させるためには温度差が必要になるので、暑い日のほうが効率的に除湿できるのが特徴。
デシカント式よりパワフルな除湿ができる製品が多いです。
- 湿気やすい暑い環境での除湿に向いている
- 除湿力の高い製品が多い
- ヒーターを使わないため消費電力が比較的低め
- 寒い場所での除湿は比較的苦手
- 構造上重い製品が多い
- 製品によっては動作音がうるさい
除湿機の種類【デシカント式】
空気中の水分をゼオライトと呼ばれる乾燥剤に吸着させて除湿するのがデシカント式。吸着した水分はヒーターで熱して熱交換器に放出し、熱交換器で水滴にかえて水タンクに溜まります。
構造上、一年中除湿能力が安定している一方、ヒーターを利用することで放出される乾いた空気が温風になるので夏場の使用には向いていません。
- 室温に左右されないので一年中除湿能力が安定している
- 比較的動作音が小さい製品が多い
- 構造上軽くコンパクトな製品が多い
- ヒーターを使用することで温風が出るため夏場の使用には向いていない
- ヒーターにより消費電力は高めの製品が多い
除湿機の種類【ハイブリッド式】
コンプレッサー式とデシカント式、両方の機能を搭載しているのがハイブリッド式。まわりの環境にあわせて効率的な除湿方法を使い分けるので、一年中パワフルな除湿が期待できます。
- 一年中パワフルに除湿できる
- 本体が大きく重いことが多い
- 高価な製品が多い
除湿機おすすめ21選|家電ライターがタイプ別ランキングで紹介
ここからは倉本さんがおすすめする除湿機を「コンプレッサー式」、「デシカント式」、「ハイブリッド式」、「コンパクト・スリム」、「衣類乾燥機能に特化」の5つに分け、ランキング形式で紹介します。
除湿機おすすめランキングTOP5【コンプレッサー式】
コンプレッサー式はエアコンの除湿機能と同じで、湿った空気を冷却して湿気を水滴にして取り省きます。フロンガスをコンプレッサーで圧縮して、液化させ蒸発する時に熱を奪うことで水滴を作り出します。
コンプレッサー式のメリットは気温の高い夏場に強く、消費電力が少ないこと。また、デメリットは冬場は除湿能力が落ちやすく、運転音が大きいことが挙げられます。
まずは、コンプレッサー式の除湿機から紹介していきます。
三菱電機 / 除湿乾燥機 MJ-PV240PX
静かでパワフル、省エネの除湿機
静かでパワフル、省エネの除湿機
ショッピング
コンプレッサー式ならではの高い除湿能力を持つ除湿機です。湿度に応じてパワーを自動でコントロールするインバーター制御機能がついており、除湿1Lあたり約11円で除湿できます。
音が大きくなりがちなコンプレッサー式ですが、この除湿機にはエコ静音モードがついており、静かに継続除湿運転ができます。
サイズ | W41×H63×D29.9cm |
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除湿能力 | 24L/日 |
本体重量 | 17.9kg |
SHARP(シャープ) / 除湿機 CV-J180
部屋干しの臭いが気にならないパワフル除湿機
部屋干しの臭いが気にならないパワフル除湿機
上下約190cm左右約165cmに広範囲に風を送り出し大量の衣類をたっぷり乾燥できるのに、部屋干しの臭いが気にならないパワフルな除湿機です。また、「カビバリア運転」で付着カビの増殖を抑制できるのも特徴の一つです。
18L/日(60Hz時)のパワフルな除湿能力に、プラズマクラスターイオンを放出するのでカビの抑制や衣類乾燥時は生乾き臭もしっかり抑制。
さらに、部屋のたばこ臭なども防ぎます。「臭い戻り対策モード」をいれておけば、衣類の乾燥後もプラズマクラスターイオンを放出して臭い戻りも防止します。
サイズ | W35.9×H66.5×D24.8cm |
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除湿能力 | 60Hz: 18L/日、50Hz 時:16L/日 |
本体重量 | 16.5kg |
CORONA(コロナ) / CD-H1819
スピーディーな衣類乾燥、大能力除湿機
スピーディーな衣類乾燥、大能力除湿機
ショッピング
スピーディな衣類乾燥、広いリビングの除湿におすすめな大能力除湿機です。
除湿モードは「自動、冬モード、強、弱」、衣類モードは「eco、夜干し、標準、厚物」とモードの種類が多く、シチュエーション別に設定できます。抗菌、カビフィルター&ウィルス抑制、除菌、消臭は10年間交換不要で安心です。
除湿能力が18L/日、31畳(木造)(いずれも60Hz時)とパワフル。コンプレッサー式ながら、寒い時期にはヒーターを併用して除湿能力を確保する「冬モード」を搭載。
サイズ | W36.5×H57×D20.2cm |
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除湿能力 | 60Hz:18L/日、50Hz:16L/日 |
本体重量 | 12.5kg |
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) / DCE-120
空気をきれいにしながら除湿できる
空気をきれいにしながら除湿できる
花粉が多い時期の部屋干しにも最適です。
5段階の空気の汚れをモニターで確認でき、運転パワーを自動的に調整してくれます。イオン発生装置を搭載しており、マイナスイオンで部屋を快適にすることも可能。
衣類乾燥時はフラップが上下にスイングして洗濯物にまんべんなく風を送ることができるので、量が多い洗濯物の乾燥にも適しています。
空気清浄機能を搭載したコンプレッサー式除湿機です。集塵フィルターと活性炭フィルターで部屋の空気をきれいにしながら除湿します。除湿能力も約12L/日(60Hz時)となかなかパワフル。
サイズ | 約 34.0×30.0×62.0cm |
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除湿能力 | 12.0L/日 |
本体重量 | 14kg |
cado(カドー) / ROOT 7100
パワフル大容量、らくらく移動、除湿機
パワフル大容量、らくらく移動、除湿機
アルミハンドルと360°回転のキャスターがついていて、家の中をらくらく移動でき、部屋、浴室など多用途に利用できます。除菌、消臭の原因菌を99%除去、湿気が多い梅雨時や花粉の多い季節も快適です。
ほか製品とは一線を画すデザイン性の高さで人気のカドーの除湿機。見た目のスタイリッシュさはもちろん、大きなキャスター搭載でどこにでも移動しやすいのが特徴。
除菌・消臭剤「ピーズガード」を除湿時に噴霧する機能も搭載しており、部屋の嫌なニオイやウイルスの分解・除去機能もあり。除湿能力も1日あたり最大7.5L/日(60Hz時)と十分なパワー。
サイズ | W32.7×H68.2×D20.7cm |
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除湿能力 | 7.5L/日 |
本体重量 | - |
除湿機おすすめランキングTOP5【デシカント式】
デシカント式の除湿機は乾燥材を使い、フィルターに水分を吸着させて湿気を除去。吸着した水分はヒーターで温められた後、熱交換器内で冷やされて水滴になりタンクに溜まります。
デシカント式のメリットは冬場に強く1年を通して使えることや、コンプレッサーがない分、軽量でコンパクトなことなどが挙げられます。デメリットはヒーターを使うことで消費電力が多くなったり、部屋の温度が上がったりすることです。
ここからは、デシカント式除湿機を紹介していきます。
Panasonic(パナソニック) / デジカント方式 衣類乾燥除湿機 F-YZSX80
ワイド送風で部屋干しに最適な除湿機
ワイド送風で部屋干しに最適な除湿機
衣類乾燥の除湿機として幅広い範囲に風を送り、ツインルーバーがスイングして部屋干しの洗濯物をしっかり乾かします。消費電力は衣類乾燥で590W。除湿能力は高く、衣類乾燥時間は約97分、タンク容量は約3Lです。
除湿能力7.5L/日(60Hz時)。約165cmのワイドな範囲に送風できるので、部屋干しにも最適。一般的なナノイーの10倍のOHラジカルを含むナノイーX搭載でお部屋の臭いの抑制やカビ抑制、除菌効果にも役立ちます。
センサー搭載で温湿度の変化を見ながら運転をコントロールできるので省エネ性も高い。
サイズ | 39.0×20.0×54.0cm |
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除湿能力 | 7.5L/日 |
本体重量 | 8.6kg |
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) / 衣類乾燥除湿機 デジカント式 IJD-H20
静かで省エネ、簡単に持ち運びできる除湿機
静かで省エネ、簡単に持ち運びできる除湿機
デシカント式除湿機で冬でも除湿能力が落ちない除湿機。1年中パワフルに除湿します。フラップの角度を変えられるので、洗濯物にダイレクトに風をあて、素早く乾燥できます。380W/1hで10円/1hの省エネな上、静音タイプなので夜でも安心して使えます。
除湿能力は2.2L/日と若干弱めですが、送風能力が高いので、部屋干しした衣類や靴箱の内部など、除湿したい場所にダイレクトに風をあてて湿気を飛ばす能力に優れています。重量4.4kgで除湿機としては比較的軽くコンパクト。家の中を持ち運びしやすいのも魅力です。
サイズ | 32.5×16.5×51.0cm |
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除湿能力 | 2.2L/日 |
本体重量 | 4.4kg |
日立(HITACHI) / 除湿機 HJS-D771
軽量コンパクトハイパワー除湿機
軽量コンパクトハイパワー除湿機
軽量5.5kg、コンパクト、大きなハンドル付きで必要な場所に簡単に持ち運びできる除湿機。木造であれば9畳までの強力な除湿能力を持つデシカント方式です。
消費電力は少し高く衣類乾燥で670Wです。タンク容量は2L。
除湿能力7.7L/日とデシカント式としては比較的パワフル。アレルブロック除菌フィルター搭載で、キャッチした菌や花粉、ダニのふんや死がいなどを抑制。簡易的な空気清浄機能も期待できます。
サイズ | W29×H47.5×D17.5cm |
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除湿能力 | 7.7L/日 |
本体重量 | 5.5kg |
monoluck(モノラック) / air dryer(エアドライヤー) DDA10
乾燥時間が1/4のハイパワー除湿機
乾燥時間が1/4のハイパワー除湿機
ショッピング
コンパクトでありながら強力な除湿力のある除湿機。
乾燥時間が短く、従来品の約1/4で乾燥できるのが特徴(重電機器、白物家電のメーカー団体である日本電気工業会の自主基準で試験した結果)。
夜干しをしても朝にはカラッと仕上がります。タンク容量は約2.8Lで手入れも簡単です。
▶公式サイトはこちら
イオン発生装置内蔵で臭いやカビ菌を抑制・除菌できるデシカント式除湿機。除湿能力は9.3L/日(60Hz時)とデシカント式としては強力。設置面積はほぼA4サイズで重量は6.7kgとコンパクト。大きなハンドルも搭載されているので持ち運びしやすいのも便利。
サイズ | 31.7×21.3×49.9cm |
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除湿能力 | 9.3L/日 |
本体重量 | 6.7kg |
DAIKIN(ダイキン) / 住まい向け除湿乾燥機 カライエ JKT10VS
水捨て不要の壁掛け除湿機
水捨て不要の壁掛け除湿機
ショッピング
この除湿機は、デシカントに吸着した湿気を高密度の気体で屋外に排出することで水捨てが不要に。湿気を嫌う衣装部屋、資料室、書庫などに設置、年間を通した運転ができます。梅雨対策や結露、カビ対策に有効です。運転音は40dBと図書館の館内と同じくらいの静かさ。
※運転音の参考:生活騒音パンフレット(2019年3月)
珍しい壁掛け式の除湿機です。最大の特徴は、同社エアコンに搭載されている「無給水加湿」の技術を応用しているため、水分をそのまま屋外に排出すること。つまりタンクの入れ替えが必要なく、24時間運転し続けることができます。
湿度が60%以上になると運転する自動モードがあるので湿気やすいけれど、あまり人が長時間居ないような屋根裏部屋やウォーキングクローゼットなどへの設置に最適。ただし、水を屋外排出するために設置工事が必要になります。
サイズ | W43.7×H29.9×D19cm |
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除湿能力 | 10L/日 |
本体重量 | 7kg |
除湿機おすすめランキングTOP2【ハイブリッド式】
コンプレッサー式とデシカント式を融合した方式であるハイブリッド式は、夏場はコンプレッサー方式で室温の上昇を防ぎ、冬場はデシカント方式で除湿能力をキープします。
メリットは年間を通じての除湿が出来、省エネです。またデメリットはサイズが大きめになることです。そんなハイブリッド式の除湿機のおすすめ5選をご紹介いたします。
Panasonic(パナソニック) / ハイブリッド方式 衣類乾燥除湿機 F-YHRX200
1年中パワフル、素早く乾燥
1年中パワフル、素早く乾燥
ハイブリッド式なので高い除湿能力でスピーディに乾燥し、オールシーズンで活躍する除湿機。少量速乾モードはTシャツ2枚を約10分でカラッと仕上げ、忙しい時にも便利です。
165cmのワイド送風とツインルーバー搭載で衣類を均一に乾燥し、湿度と衣類の量を自動で見極め送風を調整します。また、センサーで乾き具合を確認し自動でストップするため、お出かけや就寝中でも無駄なく乾かせます。
一年中とにかくパワフルに除湿してほしい!そんな要望にはこちら。最大の除湿能力は20L/日、除湿可能面積目安は~33畳(木造)。なんといってもハイブリッド式なので暑い季節も寒い冬も除湿能力がほとんど落ちません。
除菌・防カビ・臭いの抑制などに効果があるナノイーX機能搭載なので部屋干し時の利用にも安心です。重量は17.4kgと重いですがキャスター付きなので移動は比較的ラクです。
サイズ | 37.8×29.6×66.2cm |
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除湿能力 | 17L/日 |
本体重量 | 17.4kg |
Panasonic(パナソニック) / ハイブリッド方式 衣類乾燥除湿機 F-YHSX120
季節を選ばない、省エネ除湿機
季節を選ばない、省エネ除湿機
1日にペットボトル6本以上の除湿能力を持ち、1年中使えるハイブリッド式除湿機。高い除湿能力でスピーディに梅雨時で約43分、冬季約59分で乾燥します。165cmのワイド送風で洗濯物が多くてもしっかり風が届きます。
最大除湿能力12.5L/日(60Hz時)のハイブリッド式除湿機。F-YHRX200と同じくナノイーX機能も搭載。F-YHRX200よりも除湿能力は落ちますが、その分やや軽量かつコンパクトになっています。
サイズ | 37.0×22.5×58.0cm |
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除湿能力 | 12.5L/日 |
本体重量 | 13.9kg |
除湿機おすすめランキングTOP5【コンパクト・スリム】
クローゼットや脱衣所、浴室、靴箱など狭いスペースの湿気を取り省くのには場所をとらない除湿機が必要です。
ここでは衣類乾燥をするコンパクトな除湿機やスリムな除湿機のおすすめをご紹介いたします。
SHARP(シャープ) / 除湿機 CV-J71
コンパクトで持ち運び簡単、パワフル除湿機
コンパクトで持ち運び簡単、パワフル除湿機
部屋干し衣類の生渇き臭、汗臭を消臭するコンパクトな除湿機です。ハンドル付きで使いたい場所に手軽に持ち運びできます。またルーバーを下向きにすることで床のカーペット、マットなど足回りも除湿できます。ハンドル付き排水タンクは約2.5Lでお手入れ簡単。ホースをつなぐと連続排水できるのも嬉しいポイント。
除湿能力は7.1L/日、23畳(木造)とかなりパワフル。除菌・防カビ・臭いの抑制などに効果があるプラズマクラスター7000機能搭載しているのに約9.4kgと、コンプレッサー式としては比較的軽量コンパクトな製品です。幅約30cmで、ほぼA4サイズエリアに設置できます。
サイズ | W30.3×H52.4×D20.3cm |
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除湿能力 | 7.1L/日 |
本体重量 | 9.4kg |
Panasonic(パナソニック) / デシカント方式 衣類乾燥除湿機 F-YZSX60
デシカント方式、コンパクト除湿機
デシカント方式、コンパクト除湿機
ハンドル付きで持ち運びがラクラクな除湿機。デシカント式で1年中衣類乾燥できます。幅110cmのワイド送風とツインツールバーで洗濯物をすみずみまで乾燥します。
軽量コンパクトながらナノイー機能搭載で臭いの抑制や除菌、カビの抑制なども期待できるデシカント式の除湿機。除湿能力は5.6L/日(60Hz時)。「サニタリーモード」搭載で浴室のカビ抑制にも最適です。
サイズ | 17.8(+脚部1.2)×35.7×45.9cm |
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除湿能力 | 5.6L/日 |
本体重量 | 6kg |
CORONA(コロナ) / CD-S6319
コンパクト、コンプレッサー方式除湿機
コンパクト、コンプレッサー方式除湿機
ショッピング
手軽に除湿できるコンパクトな除湿機。3.0Lのビッグタンクで約11時間の連続運転が可能です。上下オートルーバーの2段階スイングで効率的な除湿、運転停止後除湿機内部を乾燥させ清潔に保ちます。自動モードで湿度を60%保って節電。24時間切り忘れ防止機能もついているため、うっかりした消し忘れなども防げます。
幅17cmのスリムタイプなコンプレッサー式除湿機。除湿能力は6.3L/日(60Hz時)。湿度センサー搭載なので衣類が乾燥したらオートストップする機能を搭載しています。コンパクトタイプながらタンク容量が3Lと比較的大きめなのも◎。
サイズ | W17×H53.3×D36.5cm |
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除湿能力 | 6.3L/日 |
本体重量 | 約8.3kg |
TOYOTOMI(トヨトミ) / デジカント式除湿機 TD-Z80J
デシカント方式除湿能力8Lの除湿機
デシカント方式除湿能力8Lの除湿機
コンパクトなデシカント式の除湿機。衣類乾燥モードは多めモード/少な目モードを設定でき、温湿度センサーで快適な湿度に自動調節します。タンク容量は約2.2Lで自動停止します。
除湿能力約8L/日のデシカント式除湿機。重量約6.1kgで比較的移動もスムースにできます。ルーバーは上方向、前方向、ワイドに切り替えられるので、スポット乾燥から室内干しの衣類乾燥まで用途にあわせて運転切り替えが可能です。
サイズ | 21.2×32.0×47.6cm |
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除湿能力 | 8L/日 |
本体重量 | 6.1kg |
スリー・アールシステム / ペルチェ式除湿器 Adra Compact
ペルチェ式小型除湿機
ペルチェ式小型除湿機
電気エネルギーの移動を利用して温度差を作り出すペルチェ素子を用いて除湿するペルチェ式の小型除湿機。コンプレッサーがないため、運転音が静かで小型、省電力です。
小型で狭い場所にも置きやすく移動も簡単なため、クローゼットや押し入れ、トイレ下、駄箱など湿気の気になる場所で使えます。一時間あたりの電気代約0.6円と経済的。
ちょっと変わったベルチェ方式の小型除湿機。除湿能力は約300ml/日と少々非力だが、重量865gと非常に軽量コンパクトなので窓や植物の近くなどに置いて結露やカビの抑制をするなど、スポット的な除湿用途に優れています。
サイズ | 14.6×14.6×22.7cm |
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除湿能力 | 300ml/日 |
本体重量 | 約865g |
除湿機おすすめランキングTOP4【衣類乾燥に特化】
ここからは、衣類乾燥に特化した除湿器のおすすめを紹介!
部屋干しでの衣類乾燥を手助けする機能を搭載した除湿機を倉本さんに選んでいただきました。
三菱電機 / 衣類乾燥除湿機 MJ-M120PX
「全体乾燥」+「集中乾燥」の除湿機
「全体乾燥」+「集中乾燥」の除湿機
ショッピング
コンプレッサー式で12L/日(60Hz)のハイパワー除湿機。除湿可能な部屋の面積は木造で14~15畳まで、鉄筋で28~30畳までとパワフルです。運転音は衣類乾燥時49dBと高層住宅地域の昼間と同じくらい。湿度、温度センサー以外に乾き残しは光ガイドで知らせます。排水タンクは3.0Lで自動停止しますが、ホースをつなぐことで連続除湿できます。
運転音の参考:生活騒音パンフレット(2019年3月)
部屋干しムーブアイ搭載タイプの除湿機。ムーブアイが部屋の湿気ている部分をみつけて集中的に除湿できるので部屋干しに最適。部屋干しをした場所をみつけてまずは一気に全体を乾燥し、さらに乾きのこりを集中乾燥することができます。
サイズ | W36×H53.4×D21cm |
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除湿能力 | 11/12 L/日 (50Hz/60Hz) |
本体重量 | 13.5kg |
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) / サーキュレーター衣類乾燥除湿機 DDC-50
サーキュレータ付きスドード乾燥除湿機
サーキュレータ付きスドード乾燥除湿機
空気を循環させるサーキュレーターを搭載した除湿機。部屋干しの時間が自然乾燥時360分から73分と1/5に短縮できます。夜の部屋干しにも静音設計とタイマー付きなので安心して使えます。
サーキュレーターとしても利用できるデシカント式の除湿機。ワイド送風でなんと340cm幅の範囲に送風ができます。定格除湿能力は5.0L/日ですが、サーキュレーターによる送風機能で衣類の乾燥を補助します。
サイズ | 28.7×23.4×64.0cm |
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除湿能力 | 5.0L/日 |
本体重量 | 7.8kg |
De'Longhi(デロンギ) / タシューゴ アリアドライ マルチ 衣類乾燥除湿機 DEX16FJ
省エネ、静音、クラス最大級の除湿パワー
省エネ、静音、クラス最大級の除湿パワー
A4サイズのコンパクトホディでパワフルなコンプレッサー式の除湿機です。ハンドル一体型なので持ち運びに便利。消費電力は1時間あたり約4.5円の省エネ。また、静音モデルなので夜干しにも最適です。
コンパクトながら約7.2L/日(60Hz時)の除湿能力を搭載するコンプレッサー式除湿機。本体裏にホースを差し込めば連続排水機能も利用できます。Wフィルター搭載で菌や花粉、ダニのふんに死がいを抑制する効果も期待できます。
サイズ | 33.5×22.5×50.5cm |
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除湿能力 | 6.5/7.2L/日(50/60Hz) |
本体重量 | 10kg |
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) / 衣類乾燥機カラリエ KIK-C510
コンパクト軽量温風乾燥機
コンパクト軽量温風乾燥機
大小2つのファンから繰り出すスパイラルドライ気流により衣類を乾燥します。小のファンはヒーター付きで温風を送ります。部分的に空気を温め、相対湿度を下げます。これにより乾燥時間は無風時より1/3の時間で乾燥できます。首振りで広範囲260cmに送風できムラなく乾燥できます。3.5kgと軽量、W19cm×D26cm×H34cmのコンパクトで持ち運びが簡単です。
コンプレッサーやデシカントなどによる除湿機能は搭載しておらず、風とヒーターの力で部屋干し衣類の乾燥を助ける異色の衣類乾燥機になります。構造がシンプルなのでコンパクトで軽量なのが最大の特徴です。
サイズ | 18.8×25.7×34.2mm (電源コード含まず) |
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除湿能力 | 不明 |
本体重量 | 3.5kg |
除湿機の効果的な使い方|家電ライターによるアドバイス!
ここまではいろいろなタイプの除湿機を紹介してきました。ここからは除湿機に関するよく疑問をQ&A形式で紹介していきます。
電気代が高くならないように除湿機を使うには?
梅雨から夏の湿気の多い季節だけに使用するなら断然コンプレッサー式が効率よく省エネになります。また、サーキュレーターなどで室内の空気を循環させながら除湿器を使用するのも効率的。
また、ずっと運転している除湿器の電気代が気になる場合は湿度センサー搭載タイプを購入しましょう。湿度が一定以下になると自動的に運転停止するので電気代が抑えられる期待ができます。
除湿機のメンテナンス方法は?その頻度は?
基本的な機能だけを搭載したベーシックな除湿機は、タンクの水を毎日捨てるのは当たり前ですが、それでもタンクなどにヌメリが発生することがあります。
2週間から1ヶ月に一度程度はしっかりタンクやフタを洗いましょう。除湿機によっては内部乾燥機能を搭載したタイプもあります。内部のカビが気になる人はこのタイプの製品購入がおすすめ。とくに使用期間が終わった際はしっかり洗って内部が乾燥してから収納するのが基本です。
フィルター搭載タイプはフィルターの定期的なフィルター掃除が必要。フィルターによって水洗い可能なもの、掃除機などでホコリを吸い取るだけのものなどあるので説明書に沿ってメンテナンスしてください。
防カビ対策に使いたい場合、どこに置くのが効果的?
リビング
吸気口と排気口をふさがない位置に置くこと。湿気は下のほうに溜まるので低い位置に置くこと。いちばん湿気を取りたい位置に置くこと。部屋全体を除湿したい場合は、閉め切った部屋の中央に置くのがよい。ただし、この場合部屋の端が除湿しにくい場合があるので、部屋全体の空気を動かすためにサーキュレーターなどを併用するのが効率的。
クローゼット(衣類)押し入れ(布団)
ナノイーやプラズマクラスター、イオン発生タイプの製品がおすすめ。クローゼットや押し入れを開き、押し入れ内部に向かって風を送るように設置します。製品によってはクローゼットモードなどがあります。
除湿機を24時間使いたい場合に気を付けることは?
365日、24時間使用したい場合はタンク容量の大きな製品を選ぶこと。あるいは、排水をホースからできる連続排水機能搭載の製品か、ダイキンのような屋外排出の製品を選ぶ。
また、除湿器によっては12時間や24時間で自動停止する製品もあるので「物置などでずっと運転したい」というニーズに使えない製品もあることに注意しましょう。
衣類乾燥を目的とした除湿機を使う際に気を付ける点は?
衣類を干す範囲が広い場合はワイドルーバータイプを選ぶこと。もともとカビが発生しやすく部屋干し臭が起きやすい場合はナノイーやプラズマクラスター、イオン発生装置内蔵系の除湿機がおすすめ。湿度センサー内蔵タイプなら衣類が乾くと自動停止するので省エネになります。
除湿機のおすすめ商品をまとめ表で比較
本記事で紹介したおすすめの除湿機を一覧表で比較!ぴったりな商品を見つけてみてください!
注目ポイント | 静かでパワフル、省エネの除湿機 | 部屋干しの臭いが気にならないパワフル除湿機 | スピーディーな衣類乾燥、大能力除湿機 | 空気をきれいにしながら除湿できる | パワフル大容量、らくらく移動、除湿機 | ワイド送風で部屋干しに最適な除湿機 | 静かで省エネ、簡単に持ち運びできる除湿機 | 軽量コンパクトハイパワー除湿機 | 乾燥時間が1/4のハイパワー除湿機 | 水捨て不要の壁掛け除湿機 | 1年中パワフル、素早く乾燥 | 季節を選ばない、省エネ除湿機 | コンパクトで持ち運び簡単、パワフル除湿機 | デシカント方式、コンパクト除湿機 | コンパクト、コンプレッサー方式除湿機 | デシカント方式除湿能力8Lの除湿機 | ペルチェ式小型除湿機 | 「全体乾燥」+「集中乾燥」の除湿機 | サーキュレータ付きスドード乾燥除湿機 | 省エネ、静音、クラス最大級の除湿パワー | コンパクト軽量温風乾燥機 |
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商品画像 | |||||||||||||||||||||
商品名 | |||||||||||||||||||||
商品リンク | 楽天市場 97,900円(税込) Yahoo! ショッピング 84,972円(税込) | 楽天市場 51,849円(税込) Yahoo! ショッピング 990円(税込) | Amazon 3,970円(税込) Yahoo! ショッピング 28,930円(税込) | 楽天市場 55,585円(税込) Yahoo! ショッピング 55,548円(税込) | Amazon 67,800円(税込) | 楽天市場 28,300円(税込) Yahoo! ショッピング 18,730円(税込) | 楽天市場 51,860円(税込) Yahoo! ショッピング 39,800円(税込) | Amazon 14,800円(税込) | |||||||||||||
サイズ | W41×H63×D29.9cm | W35.9×H66.5×D24.8cm | W36.5×H57×D20.2cm | 約 34.0×30.0×62.0cm | W32.7×H68.2×D20.7cm | 39.0×20.0×54.0cm | 32.5×16.5×51.0cm | W29×H47.5×D17.5cm | 31.7×21.3×49.9cm | W43.7×H29.9×D19cm | 37.8×29.6×66.2cm | 37.0×22.5×58.0cm | W30.3×H52.4×D20.3cm | 17.8(+脚部1.2)×35.7×45.9cm | W17×H53.3×D36.5cm | 21.2×32.0×47.6cm | 14.6×14.6×22.7cm | W36×H53.4×D21cm | 28.7×23.4×64.0cm | 33.5×22.5×50.5cm | 18.8×25.7×34.2mm (電源コード含まず) |
除湿能力 | 24L/日 | 60Hz: 18L/日、50Hz 時:16L/日 | 60Hz:18L/日、50Hz:16L/日 | 12.0L/日 | 7.5L/日 | 7.5L/日 | 2.2L/日 | 7.7L/日 | 9.3L/日 | 10L/日 | 17L/日 | 12.5L/日 | 7.1L/日 | 5.6L/日 | 6.3L/日 | 8L/日 | 300ml/日 | 11/12 L/日 (50Hz/60Hz) | 5.0L/日 | 6.5/7.2L/日(50/60Hz) | 不明 |
本体重量 | 17.9kg | 16.5kg | 12.5kg | 14kg | - | 8.6kg | 4.4kg | 5.5kg | 6.7kg | 7kg | 17.4kg | 13.9kg | 9.4kg | 6kg | 約8.3kg | 6.1kg | 約865g | 13.5kg | 7.8kg | 10kg | 3.5kg |
まとめ
除湿機の種類や特徴をはじめ、家電ライターの倉本さんおすすめ除湿機を紹介していきました。
ぜひこちらの記事を参考にして、自分にぴったりの除湿機を選んでくださいね。
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とにかく湿気の多い梅雨から夏にパワフルな製品がほしいならコレ。24L/日、~30畳(木造)という除湿能力の高さが魅力。連続排水機能も搭載。「湿気やすい地下室の連続除湿」など、高い除湿能力を必要とする場所での使用にも向いています。
嬉しいのが「冬モード」の搭載。室温10℃、相対湿度70%時の除湿能力が7L/日と、冬に弱いといわれるコンプレッサー式にも関わらず低温でも比較的強力な除湿能力を保持します。重量は17.9kgですがもちろんキャスター付きです。