枕おすすめ26選｜頭や首にあった枕を使って肩こり解消！睡眠のプロが選び方も紹介

まずはスリープトレーナーのヒラノマリさんによる枕の選び方をご紹介します。

自分にピッタリの枕を探すためには何をチェックすればいいのか。高さや素材から形まで幅広く解説していただきました。

まず、快適な眠りのために重要となる枕の「高さ」を決めましょう。自分にぴったり合う高さが簡単に測れる方法を、ヒラノマリさんに教えていただきました。

ヒラノマリさんおすすめの、バスタオルを使って高さをチェックする方法をご紹介します。

高さを確認するときは、横からご家族の方にチェックしてもらうのがおすすめ。ひとりでチェックする場合はスマホをテーブルに置き、カメラを使ってチェックするといいでしょう。

スマホのカメラ機能を使う場合は、グリッドガイド(カメラの画面に補助線がでる機能)を使うと、よりわかりやすくなりますよ。

体の状態に合わせて次のようにバスタオルを調整し、自分にとってベストな枕の高さを確認しましょう。

「オーダー枕を作っても、家で使ってみたらあまりしっくりこない…」という人は、マットレスにも注目しましょう。

今使っているマットレスの種類や硬さを考慮していないと、どれだけ枕を変えてもしっくりこないことがあります。

寝心地がいいマットレスの選び方も、ヒラノマリさん協力のもと詳しく紹介しています。下記の記事もぜひチェックしてくださいね。

ここからは、枕の使い心地に大きく影響する「素材」の特徴をご紹介します。

「羽毛」や「ポリエステル」などのよく知られた素材から聞き慣れない新しい素材まで、さまざまな種類について説明しています。

湾曲した羽軸(芯)があるもので、ダウンの比率が50％以下の場合には羽根枕になります。

フェザーは弾力性があり型崩れしにくいのがメリットですが、羽軸があるため少し硬めで頭へのフィット性に欠けます。水洗いできないため、 普段は風通しのよいところで陰干しをします。

一方、タンポポの綿毛のようにふわふわと芯がないもので、ダウンの比率が51％以上の場合には羽毛枕と呼ばれます。

水鳥の羽毛ならではの保温性と通気性のよさが特徴。冬場はあたたかく、夏場は温度がこもらず蒸れにくいというメリットがあります。

ダウン80％以上のものは化学繊維わたではなかなか再現できない復元力があり、ふかふかの寝心地でおすすめです。水洗いはできないため、 普段は風通しのよいところで陰干しをしてお手入れします。

また、羽根・羽毛ともに粗悪なものは羽根の洗浄が不十分です。臭いが気になるものもあるので注意しましょう。

ウールは温度や湿度を調整し、湿気の多い季節でもベトベトした不快感がありません。

柔らかい寝心地のため安心感があります。綿の2倍、ポリエステルの37倍ともいわれている抜群の吸湿性が魅力です。

クッション性があり、ふんわりとした感触で枕の定番の素材です。残念ながら使用しているうちに弾力性が失われ、ボリューム感がなくなってきます。

わたはダニが繁殖地として好むので、アレルギー体質の方には不向き。水洗いできるものとできないものがあり、干すときは軽く枕をたたいてホコリを落としましょう。

弾力性と高反発性を兼ね備えた天然ラテックス素材と、シンセティックラバー(合成ゴム)を粉砕した素材です。素材を握るとギュッと小さくまとまり、ゆっくりと元の大きさに復元します。

ラテックス(ゴム)アレルギーの人は使用を避けましょう。水洗い不可で、 普段は風通しのよいところで陰干しをしてお手入れします。

低反発な素材には、以下のように種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

高反発の素材も大きく2つの種類が存在します。どのような特徴があるのかを解説します。

フィット性はありますが、熱がこもりやすかったり、寝返りがしにくいことがあります。最近はクッションなどにも多く使われている素材ですが、枕としては少々安定性に欠けると感じる人もいます。

なかが空洞になった直径1cm程度のプラスチックボールに、2つの大きな穴が空いた形状の素材です。

球状で穴が開いているので通気性がよく、クッション性がありますが、枕のなかで動くときに音がしやすいです。水洗いでき、天日干しも可能です。

ストローを細かく切ったような形状の素材で、大きさや硬さなど種類が豊富。コスパも通気性もよく、水洗いと天日干しが可能でメンテナンスがしやすい素材です。

寝返りの際にビーズが動く音がしたり、ゴツゴツした感触が気になってしまう人も。なかのパイプの量が多すぎると硬すぎたり、肩こりの原因にもなるので注意が必要です。

そばの実の殻を乾燥させたもので、日本では昔から枕の定番の素材として親しまれています。硬めで若干フィット性に欠けますが、熱の発散に優れています。

使用しているうちにそばがらが潰れて白い粉が出てきたり、夏場に天日干しをせずに湿気の多いところで保管していると虫がつくことがあります。そのため、アレルギーや喘息持ちの人にはあまりおすすめできません。

水洗いはできないため、天日干ししてお手入れしましょう。

枕の「大きさ」も寝心地に大きく左右します。高さや素材は合っているのに枕が使いにくい人は、サイズを見直してみましょう。

市販の枕でよく販売されているサイズの特徴をご紹介します。

枕の「形」には標準的な長方形以外にも、中央部分がくぼんだタイプや波型タイプなど、さまざまな形の商品が販売されています。形の違いによる特徴をご紹介しましょう。

まずは、2020年に発売された新商品を紹介。人気メーカーの新作をピックアップしたので、新しいもの好きな方はもちろんのこと、有名メーカーの商品が気になるという方は要チェックです！

続いては、ヒラノマリさんおすすめの枕をご紹介。枕を探している方のニーズを10種類のタイプに分類し、それぞれにピッタリの枕を2点ずつ選んでいただきました。

それではさっそく見ていきましょう！

まずは、「頭や首にしっかりフィットしていることはもちろん、機能性も高い枕が欲しい！」という欲張りさんでも満足できる、おすすめの枕をご紹介します。

枕のニオイが気になる人におすすめの枕をご紹介します。枕本体に炭を使用することで、しっかりニオイ対策ができる商品をセレクトしました。

ふんわりやわらかい枕が好みでも、「羽毛を使用したものはアレルギーやメンテナンスが気になる」という人のためのおすすめ枕をご紹介します。

ホテルの枕のような、ふんわりとして頭を包み込んでくれる感覚が好きな人にぴったりの枕をご紹介します。

市販の枕では、なかなか自分の頭にフィットする商品が見つからないという人のために、簡単に細かい調整ができる枕をセレクトしました。

高反発はまだまだ価格が高いものが多いですが、リーズナブルでも優秀な商品は見逃せません。コスパ重視の人におすすめの高反発枕をご紹介します。

普段から横向きに寝ることが多い人におすすめの枕をご紹介します。横向き寝で肩や腕に負担がかからないように、両サイドが高めになっている商品をセレクトしました。

枕が首にしっかりフィットして、安定感が欲しい人におすすめの枕をご紹介します。朝起きると首が痛いという人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

低反発と高反発、どちらの枕にしようか迷っている人にぴったりの枕をセレクトしました。両方のよさを生かした贅沢な商品です。

頭をのせる枕以外にも、抱き枕があると安心感が生まれて快眠につながります。リラックスして眠りたい人におすすめの抱き枕をご紹介します。

いい枕を購入しても、使用しているうちにへたってしまい寿命が来てしまいます。硬くなって使い心地が悪くなるだけでなく、洗濯できない枕の場合は衛生面でも心配。枕の寿命となるサインを見つけたら買い換えるのがおすすめです。

本記事で紹介したおすすめの枕を一覧表で比較！ぴったりな商品を見つけてみてください！

スリープトレーナーのヒラノマリさんにご協力していただき、枕の選び方やおすすめの商品をご紹介しました。

これまで、なかなか自分にフィットする枕が見つからなかった人は、ぜひ「バスタオル枕」で自分の高さを確認するところから始めましょう。快適な枕を選ぶと、睡眠の質がぐっとよくなりますよ。

気になる枕があれば、ぜひチェックしてくださいね！