手軽に美味しいコーヒーを楽しむことができるインスタントコーヒーも人気ですが、やはり丁寧にドリップしたコーヒーの美味しさにはかないませんよね。
近所に美味しいコーヒー豆を売っているお店がなかったり、そもそも買いに行く時間がない方は、ネットでお気に入りのコーヒー豆を見つけるのがベスト。でも、豆の種類も焙煎度合いもさまざまで、どれを選べばいいかわからない方も多いはず。
そこで、芸人として活動しながら月に1度自身のカフェをオープンさせるコーヒー芸人・平岡佐智男さんに、コーヒー豆の選び方&おすすめコーヒー豆を紹介していただきました!
目次
「タリーズコーヒー」で3店舗の店長を務め、在職時には「アイスエスプレッソ」を考案。 現在は、芸人として活動しながら、月に1回のペースでイベントカフェ「SACHIOPIA COFFEE」も展開。 ブログ「読者様、淹れたてのコーヒーブログはこちらにご用意しております。」などでコーヒーについての発信も行う。 ブログ内では現在も継続中の「バターコーヒーダイエット」を自ら実践し、その様子を公開。 2018年1月から始め、食事制限も無いまま1年間で20kgの減量に成功。
「タリーズコーヒー」で3店舗の店長を務め、在職時には「アイスエスプレッソ」を考案。 現在は、芸人として活動しながら、月に1回のペースでイベントカフェ「SACHIOPIA COFFEE」も展開。 ブログ「読者様、淹れたてのコーヒーブログはこちらにご用意しております。」などでコーヒーについての発信も行う。 ブログ内では現在も継続中の「バターコーヒーダイエット」を自ら実践し、その様子を公開。 2018年1月から始め、食事制限も無いまま1年間で20kgの減量に成功。
コーヒー芸人が直伝!良いコーヒー豆の選び方とは?
コンビニで手軽にコーヒーを楽しむことができるようになりましたが、その一方で、本当においしいコーヒーをちゃんと選んで飲みたい!という流れもうまれています。
とはいえ、いいコーヒーって何を基準に選べばいいのか分かりませんよね。そこで、コーヒー芸人・コーヒールンバ平岡氏に、コーヒー豆選びのポイントを教えていただきました!
コーヒーは奥が深すぎる!でも、そこが魅力です
コーヒーは、品種や産地によって味に違いが出ることから、ワインと共通点が多いとよく言われます。
でもコーヒーは、ワインのように「この年代のこの産地のものがおいしい」というような答えがありません。ワインのように熟成されるものではなく毎年更新されるものだし、美味しさの価値観も昔と今では違います。
コーヒーは奥が深すぎてお手上げだという人もたくさんいますが、私はその複雑さこそがコーヒーの魅力だと思っています。
コーヒー豆農家を守るためにうまれた「サードウェーブコーヒー」
コーヒーを追求していくにつれ、コストパフォーマンスを考えるのではなく、品質の良いものを正当な価格で購入することが最も大事なことだと気づきました。
ランクの低いコーヒー豆が今以上に流通してしまうと、コーヒー農家に支払われる代価がどんどん下がっていき、世界中のコーヒー農家が破綻してしまいます。
20年ほど前にかなり悲惨な状況になりかけたのですが、コーヒー豆の品質の基準を明確にしようという動きがうまれ、現在に至っています。詳しくは「おいしいコーヒーの真実」という映画をご覧ください。
UPLINK(アップリンク) / DVD おいしいコーヒーの真実
コーヒー産業の実態を暴く名作
コーヒー産業の実態を暴く名作
【銘柄:キリマンジャロ】
年間800億ドル以上をはじき出すコーヒー業界。しかしその陰で、何百万という生産農家が破産の危機に瀕している…。
コーヒー産業の実態を暴きながら、貧困に苦しむコーヒー豆農家の人々を救おうとする一人の男の戦いを追ったドキュメンタリー作品。1杯のコーヒーを通して、地球の裏側の人々の生活と世界の現実を知ることができる名作です。
監督 | マーク・フランシス, ニック・フランシス |
---|---|
出演 | タデッセ・メスケラ、他 |
公開 | 2006年 |
時間 | 78分 |
一時ブームになった「サードウェーブコーヒー」という言葉、皆さん一度は耳にしたことがありますよね。実はこれって、生産者の生活を守りつつ高品質の豆を提供してもらう「ダイレクトトレード(直接取引)」の運動によって誕生した新しい流れ(コーヒー)のことを言うんです。おしゃれなカフェのコーヒーの代名詞ではないんですよ(笑)。
このサードウェーブによって注目を浴びるようになったのが「スペシャルティコーヒー」です!
スペシャルティコーヒーの判断基準
スペシャルティコーヒーとは、全体の流通量の約5%しかない上質な豆のことです。明確な定義はないのですが、下記のような項目が判断基準となっています。
◆風味のすばらしさ
◆甘みの残る後味
◆豆独特の豊かなフレーバー
◆口に含んだ質感
◆消費者が美味しいと評価するもの
これらは実際に口にしてみないと判断できませんが、購入の際にチェックして欲しいのが、スペシャルティコーヒーの最も重要な基準となる「トレーサビリティ」と「サステナビリティ」です。
- 生産した農園名・品種・栽培方法などが明確にされていること
- 生産者と協力し、継続的に高品質な豆を栽培する環境づくりができること
コーヒー自体の美味しさはもちろん、品質管理から適切な輸送、コーヒー産業全体の永続的発展まで、全てを網羅したものをスペシャルティコーヒーと称します。
ただこの基準も曖昧な部分が多く、農園や品種名を記載しただけでスペシャルティコーヒーと名乗っているものも。
その違いを見極める明確な判断基準となるものがないのが現状ですが、私が提案する下記のポイントをコーヒー豆選びの参考にしてください!
- 農園の名前や地域、豆の品種などが写真つきで詳しく記載されている
- 安すぎるものは要注意!100g / 800円~1000円強 が相場(品質が良いものはさらに高額になります)
- 味の表現が独特かつ詳しく記載されている
- 焙煎した人やセレクトした人の名前が紹介されているサイトは信頼性が高い
コーヒー豆おすすめ8選|モノレコ編集部厳選【平岡氏監修】
コーヒールンバ平岡さん監修のもと、編集部が選んだおすすめコーヒー豆をご紹介!
TAKAMURA COFFEE ROASTERS(タカムラ コーヒー ロースターズ) / コロンビア La Palma y El Tucan
新感覚!甘さと質感の高次元共存
新感覚!甘さと質感の高次元共存
【銘柄:コロンビア】
ワインショップならではの視点でこだわって作る、自家焙煎コーヒーが人気のTAKAMURA COFFEE ROASTERSが販売する新しい交配品種のシドラ。レッドブルボンとティピカを交配してつくられたこちらは、まさに新感覚のこれまでにはない味わいです。
ドラゴンマンゴーや蜂の巣のような甘味がありながら、味噌のような発酵感も感じられる風味。なめらかで飲みやすいのが特徴的です。
農園(地域) | コロンビア |
---|---|
標高 | 1,800 |
品種 | シドラ |
焙煎度合い | 浅煎り |
内容量 | 100g |
ドライフルーツや蜂蜜、キャンディの甘さ、口に残る質感はまるでバター。 ここまで甘さと軽やかさを持っていてかつ上質な質感を兼ね備えるシドラにコ ーヒーの新しい風を感じてしまう。
ノール珈琲館 / スペシャルティコーヒー タンザニア キリマンジャロ
レッドフルーツ系の芳醇な風味
レッドフルーツ系の芳醇な風味
ショッピング
【銘柄:キリマンジャロ】
MONDUL山麓の腐葉土と地下水の恩恵を受けた、コーヒー生産に最適な地域で栽培。近代的な生産手法、品種の限定、剪定のサイクル化により、高品質な豆を生産しています。
1999年には、タンザニアコーヒー協会のコンクールで金賞を受賞。レッドフルーツ系の芳醇な風味が特徴です。
農園(地域) | モンデュール農園 |
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標高 | 1700m |
品種 | ケント種 |
焙煎度合い | ミディアムハイロースト |
内容量 | 150g |
アフリカ産の豆には共通して、フルーティーな香りがあります。キリマンジャ ロは 20 年~30 年前のトレンドではありますが、上手に抽出して果実感をしっ かり出すことができれば最高の一杯になります!
REGALIA(レガリア) / ハワイコナコーヒー エクストラファンシー100%
芳醇な甘い香りとフルーティーな酸味
芳醇な甘い香りとフルーティーな酸味
【銘柄:ハワイコナ】
ブルーマウンテン、キリマンジャロと並び「世界3大珈琲」と称されるハワイコナ。その中で最も高品質な「エクストラファンシー」を100%使用しています。
生豆の状態だけでなく、焙煎後にも欠点豆や異物を取り除くことで、よりクリアなコーヒー本来の美味しさを実現。芳醇な甘い香りと後味がスッキリとするフルーティーな酸味が特徴です。
農園(地域) | ハワイアンクイーンコーヒー農園 |
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標高 | 550m~760m |
品種 | 不明(他サイトではアラビカ種ティピカ) |
焙煎度合い | ミディアムーハイ |
内容量 | 200g |
世界で最も標高の低い地域(標高550~800m)で栽培される高品質なコーヒー豆です。ハワイは丁寧に栽培している農園が多いことでも有名。ホワイトハウス御用達の触れ込みもあり、人気がますます上昇しています!
HIRO COFFEE(ヒロコーヒー) / ブルーマウンテン ジャマイカ スペシャルティコーヒー
ナッツの香りのなかにまろやかな甘み
ナッツの香りのなかにまろやかな甘み
【銘柄:ブルーマウンテン】
英国王室御用達の触れ込みで人気を博した、高級なイメージのあるジャマイカ産のコーヒー豆。クライスデール地区の起伏にとんだ山間部で栽培され、まろやかな甘みの残る後味と、ナッツのような香りが特徴。
農園(地域) | セントアンドリュー・クライスデール地区 |
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標高 | 1000m~1250m |
品種 | ティピカ種 |
焙煎度合い | 中煎り |
内容量 | 100g |
ブルーマウンテンは、生産量の95%が日本に輸出されています。海外ではあまりメジャーなコーヒー豆ではありませんが、風味のバランスが良く飲みやすさ◎です!
横浜元町珈琲 / LCFリントンマンデリン スペシャルティコーヒー
刺激的な香りと甘みのある複雑な味わい
刺激的な香りと甘みのある複雑な味わい
【銘柄:マンデリン】
リントン・ニフタ地区のマンデリンは、樹齢70年以上が多く、スマトラの中でも高品質なコーヒー豆を栽培する地域として有名。その日の天気や温度・湿度を考慮しながら焙煎し、焼きあがったコーヒー豆を一粒一粒丁寧にハンドピックしています。
刺激的で独特なハーブやスパイスのような香りがありながら、マンゴーのような甘みもある複雑な香味が特徴。
農園(地域) | リントン・ニフタ及びパランギナン |
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標高 | 不明 |
品種 | ガロンガン種(ティピカ系伝統品種) |
焙煎度合い | フレンチロースト |
内容量 | 100g |
スパイシーでエキゾチックと表現されることの多いマンデリンは、深煎りで楽しむのがおすすめです。好きな人はどっぷりハマります!
上町珈琲 / スペシャルティコーヒー エチオピア モカクイーン
丸みのある酸味とまろやかな味のバランス
丸みのある酸味とまろやかな味のバランス
【銘柄:モカ】
歴史あるコーヒー産国エチオピアの様々な地域で栽培された豆をブレンド。各地域の良い部分だけを凝縮した、秘密の配合レシピで作られています。
アラビカ種の原産地とされるエチオピア南西部「カファ地方」のコーヒー豆も使用。丸みのある酸味とまろやかな味のバランスが特徴です。
農園(地域) | エチオピア南西部カファ地方 |
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標高 | 1100m~1120m |
品種 | 各栽培地域の良い部分を凝縮 |
焙煎度合い | 選択可能 |
内容量 | 100g |
モカ港から出荷されるコーヒー(エチオピア産・イエメン産)をひとくくりに「モカ」と表記します。山岳地で栽培された豆はコクがありどっしりとした印象。火山灰の土壌で栽培された豆は華やかな軽やかさがあり、品質の良いものははちみつのような風味を感じます。
さかい珈琲店 / スペシャルティコーヒー ブラジル ブルボン アマレロ
コクと甘さを感じる優しいまろやかさ
コクと甘さを感じる優しいまろやかさ
ショッピング
【銘柄:ブラジル】
オレンジがかった黄色に熟す、希少なイエロー(アマレロ)ブルボンを使用。完熟したかどうかの識別が難しく、熟練したピッカーが丁寧に選別しています。コクがありつつもほんのり甘い、まろやかな優しい味わいが特徴です。
農園(地域) | アルコイリス農園 |
---|---|
標高 | 1100m |
品種 | ブルボンアマレロ種 |
焙煎度合い | ミディアムロースト |
内容量 | 200g |
ブラジルは、酸味・苦味・コク全てが柔らかいバランスの取れた味わいが特徴です。ナッツのような風 味があるのもブラジルっぽさのひとつ。
上町珈琲 / スペシャルティコーヒー コロンビア オーガニック
甘く優しい香りにスッキリとした後味
甘く優しい香りにスッキリとした後味
【銘柄:コロンビア】
コロンビアの主要な有機コーヒー産地として有名なシエラネバダのオーガニック農園で栽培。ナッツのような甘く優しい香りと、酸味を感じさせないスッキリとした後味が特徴です。
農園(地域) | KYOTO農園 |
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標高 | 900m~1350m |
品種 | (樹種)ティピカ種40%、カトゥーラ種60% |
焙煎度合い | 選択可能 |
内容量 | 100g |
ひと昔前までは「コロンビアマイルド」と呼ばれるほど、マイルドコーヒーの代表的存在でした。地域によって風味の差はありますが、最近では、キレのある味わいが楽しめるものも増えています。
コーヒー芸人・コーヒールンバ平岡さんにQ&A!
目覚めの一杯におすすめなコーヒー豆の銘柄は?
朝は胃にズシッとくる重ためのコーヒーより、スッキリ感があってクリアな味の「エチオピア(モカ)」や「グアテマラ」がおすすめです。ホットだけでなくアイスにも良い豆なので、オールシーズン愛飲できます!
カフェオレにおすすめなコーヒー豆の銘柄は?
繊細な風味のコーヒーだとミルクに負けてしまうので、パンチのあるコーヒーがおすすめ。特に、ケニアはしっかりとしたコーヒー感もありつつその独特なジューシーなフルーツ感はミルクと合わせると一味違うカフェオレにしてくれます。
高品質な豆だと浅煎りでも風味が豊かでミルクと混ぜても格段においしくなるものもあるので、色々な豆×焙煎度合いを試してみてください!
コーヒー豆の種類 ~3大原種の味と香りの違い~
コーヒー豆には「コーヒー三大原種」と呼ばれる3つの品種(アラビカ種・ロブスタ種・リベリカ種)があります。
現在では世界60カ国以上でコーヒー豆が生産されており、栽培された土地や品種によって様々な銘柄が存在(200種類以上)し、味や香りに差が生まれます。
アラビカ種
標高1000~2000mの熱帯高地で栽培されており、世界のコーヒー豆生産の7~8割程度がこのアラビカ種です。(6割程度という情報もあります)
病害虫や気温の影響も受けやすく、栽培が難しいことで知られています。アラビカ種から派生した、ティピカ種、ケント種、ブルボン種、ゲイシャ種、パカマラ種、カトゥーラ種などの品種が有名です。
ロブスタ種(カネフォーラ種)
標高300~800mの低高度で栽培される、カネフォーラ種と呼ばれることもある品種です。
病気に強いため比較的育てやすく、安価なので主にインスタントコーヒーや缶コーヒーに使用されています。アラビカ種と混ぜてブレンドコーヒーとして流通していることもあります。
リベリカ種
低地での栽培が可能で、過酷な環境下でも育つ強い品種です。果実が成熟するまでに時間がかかるうえ、大木のため収穫が大変なことから収穫量が少なく、生産量は全体の1~5%程度。
他の2品種に比べて風味も劣るため、一般にはほとんど出回っておらず、生産国での自家消費がほとんどです。
原産地 | 味 | 香り | 補足 | |
---|---|---|---|---|
アラビカ種 | アフリカ エチオピア | 酸味を感じる | ほんのり甘い香り | 世界の生産量の 6~8割を占める |
ロブスタ種 (カネフォーラ種) | アフリカ コンゴ | 苦味が強く 渋みがある | こうばしい香り 泥臭さを感じることも | インスタントコーヒーに使用することが多い |
リベリカ種 | アフリカ リベリア共和国 | 苦みが強く 酸味が弱い | 独特な強い香り | 生産国での 消費がほとんど |
コーヒー豆の品種は同じなのに、どうして味に違いがでるの?
コーヒー豆の味の差は、栽培している地域の標高が大きく関係しています。
標高が高い地域は寒暖差が激しく、豆の中に溜まる酸の種類が増加。リンゴ酸などの酸味が強くなるため、フルーティーな味わいになります。
中米地域は1500〜1600mクラス、アフリカになると2000m近い高地で栽培されることもあります。
一方、標高がそこまで高くない地域では、油分を含んだような落ち着いたマイルドさが際立ちます。
標高1000mクラスで栽培される「ブラジル」は、ナッツのような風味。中間くらいに位置する「マンデリン」は、ハーブっぽさやスパイシーな風味が特徴です。
コーヒー豆の浅煎り・中煎り・深煎りの違い
コーヒー豆を購入する際に必ずチェックしてほしいのが、豆の焙煎度合いです。コーヒー豆は火で煎られることで酸味や苦みが引き出され、見た目だけでなく味に違いも出ます。
焙煎時間の短い「浅煎り」、程よい時間焙煎した「中煎り」、時間をかけて焙煎した「深煎り」の3つに分かれ、細かい度合いは8段階に分かれます。
- 【ライトロースト】黄色がかった小麦色、酸味が強い、煎りが不十分
- 【シナモンロースト】シナモン色、コクや苦みが弱く酸味を感じる、ブラックでも飲みやすい
- 【ミディアムロースト】明るい茶色、軽い苦みと適度な酸味、アメリカンコーヒー向き
- 【ハイロースト】やや深い煎り具合、苦みと酸味のバランスが良い、市販のレギュラーコーヒーに多い
- 【シティロースト】明るい焦げ茶色、苦みやコクが増し酸味も程良い、市販のレギュラーコーヒーに多い
- 【フルシティロースト】深い焦げ茶色、酸味が少なく苦みが強め、アイスコーヒー向き
- 【フレンチロースト】濃い焦げ茶色、苦みが強く香ばしい、カフェオレにおすすめ
- 【イタリアンロースト】最も濃い茶色、強い苦味と濃厚なコク、エスプレッソやカプチーノ向き
上記8段階より細分化されている場合もありますが、一般的には、浅煎り・中煎り・深煎りで表記されることがほとんどです。同じ焙煎度合いでもお店やメーカーによって差がでることがあるので、目安程度に考えておきましょう。
焙煎の豆知識
深煎りのほうがカフェインの量が多そうですが、実は浅煎りのほうがより多くのカフェインが含まれています!
生豆に近い浅煎りのほうがフルーティーでスッキリとした味わいなので、コーヒーが苦手な方は、浅煎りの豆を粗挽きにしたものを選ぶのがおすすめです。
それぞれの豆をどの程度焙煎するかによって風味が異なるので、好みの豆・煎り具合が見つかるまで、色々な組み合わせを試してみることをおすすめします。
品質の良い豆は浅煎りにするとその豆自体の風味を楽しむことができますが、「ブラジル」や「マンデリン」のような標高がそこまで高くない地域の豆を深煎りにして、より大地に近いダイナミックな風味を楽しむのもおすすめです。
コーヒー豆の保存方法
コーヒー豆の賞味期限は、豆の状態で焙煎日から3週間~1ヵ月程度がおすすめです。
開封後は、空気に触れるとどんどん酸化していくため、密封容器に入れ替え、直射日光・高温多湿を避けて常温保存するのがベストです。長期間飲まない場合は、冷凍保存もおすすめです(冷蔵庫はNG)!
コーヒー豆は鮮度が命!せっかくおいしいコーヒー豆を購入しても、保存方法が悪かったり、長期間放置していてはせっかくの風味や味わいが損なわれてしまいます。
私がおすすめするのは、「ちょっとずつを早く飲み切る!」方法。このやり方なら、密封にこだわらなくても大丈夫。ただし粉で保存する場合は、空気に触れないよう必ず密封容器に入れ替えてください。
コーヒー豆は刺身と同じ!鮮度のいいうちに早く飲む。それができないなら冷凍する。とはいえ、刺身もとれたてが一番おいしいですよね。コーヒー豆も同じ。なるべく早く飲み切ることをおすすめします!
コーヒー豆のおすすめ商品をまとめ表で比較
本記事で紹介したおすすめのコーヒー豆を一覧表で比較!ぴったりな商品を見つけてみてください!
注目ポイント | コーヒー産業の実態を暴く名作 | 新感覚!甘さと質感の高次元共存 | レッドフルーツ系の芳醇な風味 | 芳醇な甘い香りとフルーティーな酸味 | ナッツの香りのなかにまろやかな甘み | 刺激的な香りと甘みのある複雑な味わい | 丸みのある酸味とまろやかな味のバランス | コクと甘さを感じる優しいまろやかさ | 甘く優しい香りにスッキリとした後味 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
商品画像 | |||||||||
商品名 | TAKAMURA COFFEE ROASTERS(タカムラ コーヒー ロースターズ) / コロンビア La Palma y El Tucan | ||||||||
商品リンク | 公式サイトで詳細を見る 5,616円(税込) | 楽天市場 1,300円(税込) Yahoo! ショッピング 1,300円(税込) | 楽天市場 1,944円(税込) | 楽天市場 788円(税込) | 楽天市場 1,190円(税込) Yahoo! ショッピング 1,660円(税込) | 楽天市場 788円(税込) |
まとめ
今まで何気なくコーヒー豆を選んでいた方も、この記事を読んだ後は色々なコーヒー豆を購入して味や香りの違いを試してみたくなったはず。
ワンコインで購入できるお手軽な一杯もいいですが、毎日の生活をより豊かにしたい方はスペシャルティコーヒーをセレクトしてくださいね!
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