SHARP(シャープ)の加湿空気清浄機KC-H50は、加湿もできる空気清浄機として非常に人気がある商品です。Amazonでの星の数は4.0を超え、レビューの数は7,000件以上にものぼります。(2022年8月時点)
多くの方がこの加湿空気清浄機の性能に満足している一方、「運転中の音がうるさい」といった気になる口コミを発見。その口コミが本当かどうか、モノレコ編集部が検証を実施。
実際にSHARP(シャープ)の加湿空気清浄機KC-H50を使って、「音」「給水のしやすさ」「加湿量」「手入れのしやすさ」「操作性」について検証した結果をご紹介します。
購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
SHARP(シャープ)の加湿空気清浄機KC-H50ってどんな加湿器?
SHARP(シャープ)はもはや説明不要の大手電機メーカーです。生活家電や空調家電、スマートフォンにノートパソコンなど、幅広い分野において優れた製品を作り続けています。
とりわけ空気清浄機は、SHARP(シャープ)が特に力を入れている分野。今回検証する加湿空気清浄機KC-H50には、これまでに培ってきたノウハウがぎっしりと詰め込まれており、SHARP(シャープ)の製品としてはおなじみのプラズマクラスターの機能も搭載しています。
SHARP(シャープ) / 加湿空気清浄機 KC-H50
空気中のアレル物質を徹底的に除去
空気中のアレル物質を徹底的に除去
シャープ独自の技術であるプラズマクラスターが、部屋のなかを漂うウイルスや花粉などのアレル物質の作用を抑制。
ダブル脱臭フィルターが不快な臭いをカットし、静電HEPAフィルターが0.3μm以上の微粒子を99.97パーセント以上からめとります。
空気をきれいにするのと同時に加湿をおこなうので、風邪やインフルエンザの予防としても役立ちます。
適用床畳数 | プレハブ洋室:〜14畳(23m2)、木造和室:〜8.5畳(14m2) |
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加湿量 | 500mL/h |
タンク容量 | 約2.5L |
連続加湿時間 | - |
消費電力 | 最大約54W |
タイプ | 気化方式 |
サイズ | W39.9×H61.5×D23 |
自動的に風量を調整してくれる「おまかせ運転」
おまかせ運転のボタンを押すだけで、あとは加湿器が自動で部屋の空気をきれいにし、うるおいのある空間に保ってくれます。
それを可能としているのが、ニオイ・温度・湿度・明るさの4つを読み取るセンサー。人が気づくよりもはるかに早い段階でニオイの発生や湿度の低下を察知し、そのときの環境にあわせて最適な加湿と空気清浄をします。
温度・湿度・電気代を表示してくれる
本体のディスプレイには、現在の温度・現在の湿度・24時間使用した場合の電気代が表示されます。自分の感覚に頼ることなく、的確に部屋の状態を知ることができるので便利です。
常に運転し続けている家電は、電気代が気になるもの。この加湿空気清浄機であれば電気代が把握できるため、使い過ぎを抑えられます。
SHARP(シャープ)の加湿空気清浄機KC-H50の口コミは?
商品レビューを見てみると、「使うのと使わないのでは大違い!」といった声や、「ネコのトイレの臭いが消えた」というよろこびの声が寄せられ、この加湿空気清浄機の性能には多くの方が非常に満足しているようでした。
しかし、なかには「運転中の音がうるさい」といった口コミも挙げられていました。
そこで、モノレコ編集部が口コミの内容を確かめるべく、実際にSHARP(シャープ)の加湿空気清浄機KC-H50を使って検証してみました。
SHARP(シャープ)の加湿空気清浄機KC-H50を実際に編集部で検証!
それでは、SHARP(シャープ)の加湿空気清浄機KC-H50の「音」「給水のしやすさ」「加湿量」「手入れのしやすさ」「操作性」について検証した結果をご紹介します。
【①音】フルパワーにすると少々うるさいが通常時は十分に静か
いざ運転を開始してみると、うるさいということはなく、寧ろかなり静かでした。弱・中・強と風量を強めていくに従って、運転音はわずかに大きくなっていくものの、風量をMAXにした状態でほかの加湿器よりもうるさいとは感じられませんでした。
加湿量は風量に伴って増減するので、スピーディーに加湿をしたい時は「強」モードで運転する必要があります。これから寝るというときに「強」モードにすると、もしかしたら音が気になる可能性があるのかもしれません。
というわけで、「運転中の音がうるさい」という口コミは、ほかの加湿器と比較しても特別うるさいわけではないことがわかりました。
【②給水のしやすさ】とても給水しやすい
給水タンクは本体の外側にはめ込まれており、ワンタッチで取り外しができます。タンク自体に大きめの持ち手がついているので、持ち運びもラクラク。
タンクを置いて給水するときもグラグラとせず安定しているうえ、給水口が広いので水が入れやすくなっています。ただし、タンクが縦に長い形状のため、ご家庭によっては立てたまま給水することができない可能性があります。
タンクを本体に戻すときも、押し込むだけでガチャっとはまってくれるので非常に簡単。給水のしやすさに関しては、おおむね良好でした。
【③加湿量】ミストはでないが部屋全体を効率よく加湿する
気化式加湿器は、加湿をしてもミストが出ない特徴があるため、周辺が濡れることはありません。加湿量は1時間あたり500mlとなっており、木造和室で8.5畳、プレハブ洋室で14畳まで十分な加湿ができます。
500mlという数字は多い方ではないものの、普通の加湿器よりも勢いよく空気を排出するので、部屋全体にうるおいが効率的に行き渡ります。
広い部屋での加湿を目的として使用するのであれば少々不足気味に感じるかもしれません。しかし、空気清浄機としての性能が優秀なので、加湿と空気清浄の2つの機能が欲しい方にはおすすめです。
【④手入れのしやすさ】簡単だが普通の加湿器よりは手間がかかる
この商品は加湿器ではなく、加湿空気清浄機なので、清掃が必要な場所が多くなっています。そのぶん構造も若干複雑で、お手入れは少しだけ面倒です。
日頃のお手入れは、エアフィルターのホコリを掃除機で吸い取ることと、給水タンク周辺の清掃が必要になります。給水タンクがはまる部分には細かい隙間があるので、拭き掃除をするのはちょっと大変そうです。
【⑤操作性】機能が多いので慣れが必要
この加湿空気清浄機には便利な機能がたくさんついているので、最初のうちは戸惑ってしまうかもしれません。上手く使いこなすには少々慣れが必要になるでしょう。
きれいにした空気を排出する場所にはカバーがついており、運転する際には手で開けなければならないのはマイナスポイント。それほど面倒ではありませんが、これは自動で開閉してほしいところです。
持ち運びのしやすさについては、可もなく不可もなくといったところ。本体の横に手をかける溝がありますが、少々浅めで不安が残ります。
ただ、本体の下にキャスターが装着されているので、横方向の移動は持ち上げずにラクラク移動できます。床を掃除するためにずらしたいときなどには、かなり便利に感じるはずです。
SHARP(シャープ)の加湿空気清浄機KC-H50を検証した結果は?
今回「音・給水のしやすさ・加湿量・手入れのしやすさ・操作性」の5つの検証をおこないました。検証した結果、「運転中の音がうるさい」という口コミは、ほかの加湿器と比較して特別うるさいわけではないことがわかりました。
運転中の音の大きさについては、それほど気にする必要はないでしょう。そのほかの性能や使い勝手に関しても申し分がないため、加湿空気清浄機を探している方には十分おすすめできる優秀な製品です。
まとめ
SHARP(シャープ)の加湿空気清浄機KC-H50をモノレコ編集部が実際に使用し、気になる口コミの検証をおこないました。
この加湿空気清浄機の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。