通勤や通学、買い物など、生活の中で自転車に乗る機会が多々ありますが、最近は「ミニベロ」と呼ばれるコンパクトでスタイリッシュな自転車が話題になっています。
「ミニベロという言葉は聞いたことがあるけど、どんな自転車なのかわからない」「おすすめのミニベロを知りたい」という方に向けて、自転車評論家兼自転車ツーキニストである疋田智さんおすすめのミニベロと、編集部おすすめのミニベロをご紹介します!
ミニベロのメリット・デメリットや選び方のポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1966年宮崎県生まれ、東大院工(都市工学科)修了。自転車評論家。NPO法人自転車活用推進研究会理事、学習院大学生涯学習センター非常勤講師。自転車に関する催しや公的な会議などで、健康や環境問題、福祉、社会のあり方などを意識した交通施策を論ずるなど「自転車的なる」ものに価値を見いだす。『自転車の安全鉄則』『自転車生活の愉しみ』(朝日新聞出版)『電動アシスト自転車を使いつくす本』(東京書籍)『自転車ツーキニスト』(光文社知恵の森文庫)『ものぐさ自転車の悦楽』(マガジンハウス)など自転車に関する著書多数。
1966年宮崎県生まれ、東大院工(都市工学科)修了。自転車評論家。NPO法人自転車活用推進研究会理事、学習院大学生涯学習センター非常勤講師。自転車に関する催しや公的な会議などで、健康や環境問題、福祉、社会のあり方などを意識した交通施策を論ずるなど「自転車的なる」ものに価値を見いだす。『自転車の安全鉄則』『自転車生活の愉しみ』(朝日新聞出版)『電動アシスト自転車を使いつくす本』(東京書籍)『自転車ツーキニスト』(光文社知恵の森文庫)『ものぐさ自転車の悦楽』(マガジンハウス)など自転車に関する著書多数。
ミニベロとは?
ミニベロとは、タイヤのサイズが20インチ以下の自転車のことです。
フランス語で「VELO(ヴェロ)」といえば自転車のこと。それよりも小さいサイズなので「MINI VELO(ミニ・ヴェロ)」といわれています。
一般的な自転車よりもコンパクトなので、女性でも快適に乗れることが魅力です。
またスタイリッシュなデザインが幅広い世代から注目を集めており、最近ではおしゃれアイテムのひとつとして購入する方もいるようです。
走りが自慢のスポーティータイプ、カラーやデザインが可愛いオシャレタイプ、実用的な機能が搭載されている万能タイプなど種類もたくさんあります。
商品ラインナップの豊富さもミニベロの魅力ですね。
ミニベロのメリット&デメリットを解説
コンパクトでオシャレなデザインが魅力のミニベロですが、頻繁に使用することを考えると機能性を含めたメリット・デメリットは理解しておくべきです。
ここからはミニベロのメリットとデメリットをご紹介します。
メリット|小回りが効くのでおしゃれな街乗りに最適
ミニベロは漕ぎ出しが軽く小回りがきくために、発進や停止を頻繁に繰り返す市街地を走ることに優れています。
タイヤが小さいため漕ぎ出しも軽め。買い物など日常的に重い荷物を運ぶ主婦の方にもおすすめです。
自転車の駐輪場所がないという方にとっても、玄関先や車のトランクなど限られたスペースで保管できることも可能です。
デメリット|凸凹地面の走行に不向き
ミニベロはロードバイクやクロスバイクに比べてホイール径が小さいので、凸凹の地面の振動が大きく感じられます。
同じ段差でも振動が緩和されにくいので、車体は不安定になりがちです。
ミニベロの選び方|4つのポイント
ミニベロは種類が豊富なので、何を基準に選べばいいのかわからない方も多いはず。
ミニベロ選びに大切な4つのポイントをまとめてみました。
①ミニベロの価格
ミニベロは数万円から数十万円を超える高級品まで揃っています。
フレームの素材や強度が上がれば自転車の価格は高くなります。とくに、折りたたみ式のミニベロは、同じ性能を持つクロスバイクやロードバイクと比較しても価格は高め。
本来、自転車は「走りの性能」を重視すべきなのですが、ミニベロは折りたたみ機構などを備えつけ、なおかつ強度を保つ必要があります。価格はどうしても高くなってしまうんですね。
そのため激安で販売しているミニベロは、「重量」や「強度」に致命的な弱点を持っている可能性が高いので、価格の安さだけで購入することはやめましょう。
ミニベロの購入を考えている方は、最低でも5〜10万円程度の予算を考えておくべきです。
②ミニベロのメーカー
ミニベロを購入する際に、メーカーで選ぶこともおすすめ。各メーカーごとにこだわっているポイントが違います。
ミニベロが注目されたこともあり、数多くのメーカーがオリジナルのミニベロを販売しています。
どれも同じように見えますが、メーカーによってデザインや特徴、コンセプトが異なります。ミニベロを購入するときは、メーカーの特徴を押さえておくと自分にぴったりの1台を手に入れることができます。
有名な5つのメーカーの特徴を解説します。
BROMPTON
BROMPTON(ブロンプトン)は、1976年に設立されたイギリス発祥の老舗ミニベロメーカーです。
主力自転車のブロンプトンシリーズは、世界中にファンを持ち、それぞれの国にユーザー団体が存在します。その設計の確かさから、独特のフォルム、基本部分は数十年間ほぼ同じ。まさにエバーグリーンの名車と言えるのではないでしょうか。
フロントバッグや輪行袋などオリジナルのアイテムも多く、おしゃれな街乗り用自転車として愛用する方が急増しています。
ブロンプトンの良さは「普通の良さ」と言えるかもしれません。たたむと驚くほどコンパクトになるのに、展開してみるとホイールベースが長く、乗ったポジションに違和感がありません。
国内外で数々の賞を受賞した先進性もさることながら、ジャケットを着て乗ると似合う、というオシャレなテイストも見逃せません。
ユーザーそれぞれに責任を持つということで対面販売しかせず、ネット販売をしないため、ここではおすすめモデルを載せられませんが、ミニベロを買う際に、候補として上がってくる1台には、必ずブロンプトンが含まれることでしょう。ベストバイの1台です。
r&m
r&m(リーズアンドミューラー)は、1996年にドイツのフランクフルトで創業された自転車メーカー。現在では台湾のPacific Cycle(パシフィックサイクル)にて販売されています。
主力商品である「birdy」は、前後輪にサスペンションを持ち、しかもそのピボット(支点)から分割してフレームを折りたたむという、かつてない独創的なアイデアから生まれました。
メインフレームを折りたたまないため丈夫。しかも軽量アルミフレームを採用しており軽い。さらに前後サスペンションで走りも快適。折りたたみミニベロの購入を検討する方におすすめのメーカーです。
DAHON
DAHON(ダホン)は、1982年にアメリカのカリフォルニア州で設立された折りたたみ自転車専業メーカー。折りたたみ自転車のパイオニアともいえるほどの世界的メーカーです。
DAHONの特徴は、3ステップで素早く自転車を折りたためる「DFS(Dahon Folding System)」というシステム。圧倒的に完成度が高く、市場に出回っている多くの折りたたみ自転車が採用しています。
日本国内でも安く購入でき、初めてミニベロを購入する方におすすめです。
ダホン博士は、70年代の石油ショックの際に「これからは自動車ではなく、石油(ガソリン)を使わない自転車、それも折りたたみ自転車こそが地球を救う」ということでミニベロを作り始めました。いわばエコ派の元祖のような会社が、このダホンなわけです。
昨今、話題のK3は、可愛らしい見た目に比して走行性能が高く、大注目です。
GIANT
GIANT(ジャイアント)は、1972年に台湾で設立された自転車メーカーです。
高性能なスポーツタイプのミニベロをリーズナブルな価格で提供しており、エントリーモデルからハイスペックモデルまで幅広いラインナップを揃えています。
ベストセラーとなっている「イディオム2」は、フレームが軽量化されたことにより、軽い力でスムーズに走り出すことが可能です。
タイヤのサイズは小さいのですが、タイヤ幅が細く、フレームが堅めで大きいため、ロードバイクやクロスバイクのようなスピード感が楽しめます。
乗り心地にこだわったミニベロが多く、ロードバイクやクロスバイクに使われているタイヤやフレームを採用しているので、漕ぎ出しがスムーズで中長距離走行にもおすすめ。
世界最大の自転車メーカーGIANTも、この分野に関しては新参者です。しかし、さすがはGIANTというべきか、ミニベロシリーズの「IDIOM」はまるでロードバイクのように走ります。
乗り味もロードのように堅めですが、同時に小径ならではのクイック感があり、GO&STOPが得意です。信号の多い都会の自転車ツーキニストなどにはかなり向いています。
Bianchi
Bianchi(ビアンキ)は、1885年にイタリアで創業された老舗自転車メーカー。ミニベロだけではなくロードバイクやマウンテンバイクの生産も行っており、どれも高い技術力が評価されています。
Bianchiのミニベロの中でも最上位モデルの「MINIVELO-10」は、細めのフレームと上出しされたブレーキの設計が「可愛い!」と大人気に。とくに、女性から絶大な支持を集めています。
走行機能だけではなく、見た目もこだわりたい方におすすめのメーカーです。
Bianchiのミニベロはクラシックなテイストが売りで、クロモリフレームならではの乗り心地のよさが美点です。ヘッドマークやロゴなど、デザインの細部も昔からの体裁を守っています。
古い自転車ファンは、ミニベロのクロモリフレームのビアンキを見ると懐かしさを感じるのではないでしょうか。カラーは好き好きですが、チェレステブルーは最もビアンキらしいカラーです。
③ミニベロのタイヤサイズ
ミニベロのタイヤサイズは、8・12インチから20インチまで幅広くあります。
タイヤサイズが小さいと速度が落ちやすくなるため、長距離走行には不向き。慣性モーメントが低いため、惰行走行がききにくく、絶えずペダルを回していなくてはなりません。ちょっと疲れてしまいます。
中長距離を走ることがあるのであれば、タイヤサイズの大きいミニベロを選ぶと良いでしょう。
また、スピードを求める方であれば細いタイヤのミニベロがおすすめ。ただ、タイヤ幅が細くなると安心感に欠けます。段差などを乗り越えたり、砂利道などを走ることが多いのであれば、ある程度太いタイヤを選ぶと良いでしょう。
④ミニベロのフレーム
ミニベロには、フレームを折りたたむことができるタイプもあります。
フレームを横に折りたたむか、縦に折りたたむかの2種類があり、乗り心地に差が出てきます。
- 縦に折りたたむフレームのミニベロより、コンパクトに収納可能
- ヒンジの部分に強度が必要になるので、重量は重くなりがち
- 力の逃げが生じやすい設計になっているので、スピード感は期待できない
- 横に折りたたむフレームのミニベロより、収納時にかさばる
- フレームやタイヤが太いので、乗り心地が安定
- スピードは、横に折りたたむフレームのミニベロより出しやすい
ミニベロおすすめ4選【ロード系】
ミニベロの小回りの良さと、ロードバイクの走行性能のいいとこ取りをした自転車は「ロード系ミニベロ」と呼ばれています。
中長距離走行におすすめのミニベロ。ここでは疋田智さんとモノレコ編集部が推薦するロード系ミニベロを4台ご紹介します。
疋田智さんおすすめのロード系ミニベロ
まずは疋田智さんおすすめのロード系ミニベロを2台ご紹介。
自転車ツーキニストならではの解説にご注目ください。
Raleigh(ラレー) / RSP RSW Special
スピーディーで爽快な街乗り自転車
スピーディーで爽快な街乗り自転車
ショッピング
スモールホイールでありながら、フルサイズマシーンに匹敵する走行性能を秘めたミニベロです。
補助ブレーキを搭載しているため、初めてドロップハンドルに触れてみる方にもおすすめ。
カラーバリエーションは、グロスブラックとクイーンズアイボリーの2色展開。どちらも落ち着いた配色とデザイン設計なので、通勤通学用との相性もバッチリです。
タイヤ | 20 × 1-3/8 |
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サイズ(適応身長) | 500mm(155cm~170cm) |
重量 | 11.3 kg |
ドロップハンドルを採用していることから「ロード系ミニベロ」に分類していますが、このミニベロの本質はスピーディな街乗り「スポルティフ」です。クラシックなクロモリフレームと、トップチューブに装着されたダブルレバーがたまりません。
GO&STOPがキリッとしていながら堅すぎない乗り心地も美点ですが、その佇まいに中高年サイクリストはついつい財布を開いてしまいます。ミニベロ界の「おやじホイホイ」と呼ばれています(ちょっと過言)。
tern(ターン) / Surge PRO
スポーティーなデザインが魅力
スポーティーなデザインが魅力
ショッピング
洗練されたスポーティーなデザインが美しいtern(ターン)のミニベロ「Surge PRO」。カーボンフォークとエアロホイールにより8.9kgという軽さを実現しています。
通常のミニべロよりもステアリングのへッド位置が高め。そのためミニベロ特有のハンドリング時のふらつきを軽減し、より安定したコーナリングを行うことができます。
タイヤ | 20×1-1/8 |
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サイズ(適応身長) | 520mm(170cm~180cm) |
重量 | 8.9kg |
ロードバイクファンをターゲットにしたミニベロ。元来スピード志向のTern(ターン)ですが、このミニベロはカーボンフォーク、20インチのエアロホイールで8kg台を実現しています。ミニベロなのに極力ロードバイクに近づけた設計で、多少クイックすぎるくらいのハンドリングとスピード感を手にしました。
ひとことで言うと「乗って楽しいミニベロ」。かわいいし、速いし、カッコいいし、買ったらしばらくは毎日これに乗ってることでしょう。
編集部おすすめのロード系ミニベロ
ここからは、モノレコ編集部がおすすめするロード系ミニベロを紹介します。
走行性能とコストパフォーマンスの高いモデルを選びました。
GIOS(ジオス) / FELUCA
ロードバイクに匹敵する走行性能
ロードバイクに匹敵する走行性能
GIOS(ジオス)は1948年創立のイタリアの自転車メーカー。鮮やかなブルーが特徴的でイタリアでは「ジオスブルー」と呼ばれています。
編集部のおすすめは高機能かつスタイリッシュなデザインが魅力的な「フェルーカ」。ロードバイクに似た走行性能を楽しむことができます。
タイヤ | 20×1-1/8 |
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サイズ(適応身長) | 480mm(155cm~170cm)、510mm(165cm~180cm) |
重量 | 10.7kg |
FUJI(フジ) / ヘリオンR
ロードバイクのような安定感が持ち味
ロードバイクのような安定感が持ち味
FUJI(フジ)のスポーツミニベロ「ヘリオンR」。ロードバイクさながらの本格走行を可能にします。
フレームサイズは440mm・500mm・550mmの幅広く展開。小柄な女性から背の高い男性までジャストフィットします。
タイヤ | 20×1-1/8 |
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サイズ(適応身長) | 440mm、500mm、550mm |
重量 | 10.2kg |
ミニベロおすすめ4選【折りたたみ】
次に、折りたたみ式のミニベロをご紹介します。
盗難防止のために玄関に置きたい方や、車に1台乗せておきたい方におすすめです。
疋田智さんおすすめの折りたたみミニベロ
折りたたみミニベロのベストバイはどんな1台になるのか。
疋田智さんがおすすめする「折りたたみ式ミニベロ」を3台ご紹介します。
Pacific Cycles Japan(パシフィックサイクルジャパン) / birdy Air
10kg以下の最軽量設計
10kg以下の最軽量設計
bridy Airのメーカー実測車体重量は9.87g。細部まで軽量化にこだわったミニベロです。
メインフレームは軽くて錆びにくいアルミフレーム。メインフレームを折り曲げるのではなく、前後輪のピボット(支点)を分割するという独特なデザインになっています。
タイヤ | 18×1.25 |
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サイズ(適応身長) | - |
重量 | 9.87kg |
フォールディングバイク(折りたたみ自転車)のド定番。軽い、スピードが出る、小さくなるなど、あらゆる部分のバランスがとれています。
90年代の発売以降、世界的なベストセラーになりました。ロングライドにも普通に使える1台です。
Pacific Cycles Japan(パシフィックサイクルジャパン) / CarryMe
A4用紙の上に収まるほどコンパクト
A4用紙の上に収まるほどコンパクト
ショッピング
折りたたみ時には高さ約30cmまでコンパクトになる設計で、約30秒程度で収納が可能。通勤通学だけではなく、旅行のお供としても使用されており、利便性を追求したミニベロです。
直径わずか20cm程度の極小タイヤなのに、その乗り味は普通の自転車とあまり変わりません。スーツケースを転がすようにキャスターで移動することもできます。
タイヤ | 8×1-1/4 |
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サイズ(適応身長) | - |
重量 | 8.6kg |
わずか8インチのホイールを持つ、ある意味「究極の」折りたたみ自転車。その外観に似合わず、驚くほど軽快に走ります。
私は「出張にはコレを持っていく」という人を数人知っていますが、すごく納得です。出張中の交通費が浮くそうです。
ロングライドはちょっと無理だけど、1日20km程度なら大丈夫。折りたたんだ形が縦長なので、車内では傘のように扱うこともできます。
DAHON(ダホン) / K3
軽い・速い・小さい・安いの4拍子!
軽い・速い・小さい・安いの4拍子!
3段変速のギアを装備しながらも、本体重量はなんと7.8kg。漕ぎ出しはとても軽く、2〜3回転ですぐにトップスピードに到達。3段変速ギアを重くしていけば、さらにぐんぐん走ってくれます。
メインフレームの下には「Deltec」というDAHON独自のケーブルが通っています。フレームのヒンジ部への負担を大きく軽減させる効果があり、フレームの耐久性を大幅に向上させています。
タイヤ | 14×1.35 |
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サイズ(適応身長) | - |
重量 | 7.8kg |
最近人気沸騰中の14インチミニベロ。重量7.8kgなので折りたたんで持って行くにも軽い、漕ぎ出しも軽い、つまり「輪行お気楽旅」に最高な1台です。
オリジナルで設計されたリアの外装3段変速も「そうか、これでいいんだ」という必要にして十分感を持ってます。
大きさも剛性も「日本人のために設計されたんじゃないか」と思うほどしっくり。折りたたみも簡単で、電車の中でも邪魔になりません。ミニベロを知り尽くしたDAHONならではの大傑作車です。
編集部おすすめの折りたたみミニベロ
素材や性能にこだわるほど価格が高くなりますが、価格が安くて高性能なミニベロがほしい方も多いはず。
モノレコ編集部がおすすめするコストパフォーマンスに優れたミニベロをご紹介します。
tern(ターン) / Verge N8
オーソドックスなミドルレンジモデル
オーソドックスなミドルレンジモデル
慣れれば5秒ほどで折りたためるtern(ターン)のミニベロ。代表格といえるのが「Verge(ヴァージュ)」のフレームシリーズです。
その中でも「Verge N8」は日本人の体格に合わせて設計されたモデルになります。初めて折りたたみミニベロを乗る方はもちろんのこと、中短距離のスポーツ走行を楽しみたい方にもおすすめです。
折りたたみのジョイント部が2重ロックになっており、簡単に外れることはありません。ホイールは20インチなので、段差を越える際も安定するでしょう。巡行性能も問題なしです。
タイヤ | 20×1.10 |
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サイズ(適応身長) | 142cm~190cm |
重量 | 11kg |
ミニベロに限らず、「折りたたみ自転車」をお探しの方にはこちらの記事も合わせてチェック!
欧州のプロレースに出場経験のあるCyclist松尾さんに聞いた、折りたたみ自転車おすすめ10選を紹介しています。
ミニベロおすすめ4選【おしゃれ】
ミニベロの魅力のひとつは、デザイン性が高く、おしゃれでかっこいいこと。
そこで疋田智さんとモノレコ編集部によるおしゃれなミニベロを4台ご紹介します。
疋田智さんおすすめのおしゃれミニベロ
まずはミニベロに詳しい疋田智さんおすすめの「おしゃれミニベロ」を2台紹介しましょう。
DAHON(ダホン) / Mu SLX
高級感のあるカラーと曲線美が魅力
高級感のあるカラーと曲線美が魅力
プレミアムゴールドとドレスブラックの2色が展開。高級感を漂わせるデザインがとてもおしゃれです。
デザインだけでなく機能面も優れています。20インチサイズなのに重量は8.6kg。
ホイールにはDAHON最軽量クラスの「DAHON Proホイール」が採用されており、転がり性能の高さを引き出しています。
タイヤ | 20×1.25 |
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サイズ(適応身長) | - |
重量 | 8.6kg |
シンプルなシルエットがおしゃれな人に人気。
三日月を思わせる流麗なフォルムに目が行きますが、パーツも本来はレース用の「シマノ105」をアッセンブル。総重量も8.6kgにおさえるなど、走行性能も高いレベルでバランスさせています。
RENAULT(ルノー) / ULTRA LIGHT7 TRY143
乗り心地を追求した軽量モデル
乗り心地を追求した軽量モデル
無駄の無いフレーム設計と14インチのホイールが計量化を実現。重さはわずか7.3kgなので持ち運びも便利です。
また、リアサスペンションを装着しているので、細いタイヤでも乗り心地が快適。ホイールベースが長めなので、直進の安定性が高くなっています。
タイヤ | 14×1.35 |
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サイズ(適応身長) | - |
重量 | 7.3kg |
小さい、軽い、安い、そしてオシャレ、ということで大人気のルノー自転車。若い女性がキャンパス内を移動するときなんかにお似合いかも。
14インチという極小ホイールを、大きなチェーンリングで駆動するため、見た目よりもはるかに「普通の自転車」っぽいテイストです。
編集部おすすめのおしゃれミニベロ
次にモノレコ編集部がおすすめするおしゃれなミニベロを紹介します。
スカートでも乗りやすいミニベロと、カラーリングが豊富で好きな色を選べるミニベロの2台を選んでみました。
Bianchi(ビアンキ) / Minivelo-7 Lady【2019年モデル】
スカートでも乗れるおしゃれなデザイン
スカートでも乗れるおしゃれなデザイン
ショッピング
毎年、新モデルがリリースされるビアンキのおしゃれなミニベロ「Minivelo-7 Lady」。
2019年モデルはトップチューブが大きく曲がった設計になっており、乗り降りがラクになりました。
スカートでも乗ることが可能なので、服装を気にする必要がありません。
タイヤ | 20×1-1/8 |
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サイズ(適応身長) | 41(150cm~160cm) |
重量 | - |
LOUIS GARNEAU(ルイガノ) / EASEL7.0
カラーバリエーションが豊富
カラーバリエーションが豊富
ショッピング
クラシカルかつモダンな街乗り車としておすすめなLOUIS GARNEAUのミニベロ。
「ホワイト」「ネイビー」の定番カラーから「アプリコット」や「ブライトブルー」などの個性的なカラーもあり、好みの色を選べます。
カゴの取り付けも簡単。ボディカラーにあわせて、おしゃれなカゴを選んでみても良いですね。
タイヤ | 20×1.5 |
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サイズ(適応身長) | 370mm(150cm~165cm)、410mm(160cm~175cm)、450mm(170cm~185cm) |
重量 | 12.6kg |
ミニベロおすすめ4選【電動アシスト】
一般的な自転車と同じように、電動アシスト機能が搭載されたミニベロも各メーカーからリリースされています。
ここからは疋田智さんとモノレコ編集部がおすすめする「電動アシスト機能搭載のミニベロ」を4台ご紹介します。
疋田智さんおすすめの電動アシストミニベロ
電動アシストの自転車と聞くと、いわゆるママチャリをイメージする方も多いのではないでしょうか?
疋田智さんがおすすめする電動アシスト機能付きのミニベロは、デザイン性に優れているものばかりで、ママチャリ感はありません。
では、さっそく疋田智さんがおすすめする「電動アシストミニベロ」をご紹介していきます。
BESV(ベスビー) / PSA1
グッドデザイン賞獲得モデル
グッドデザイン賞獲得モデル
ショッピング
「BesV PSA1」はアルミフレームを採用したスタイリッシュなデザインが魅力。日本では2017年にグッドデザイン賞を獲得しています。
高性能バッテリーを搭載しており、フル充電で約90kmの走行が可能。
電動アシスト機能が搭載されている自転車は、バッテリー部分が大きくてゴツゴツしたイメージがありますが、「BesV PSA1」はバッテリーのカタチを三角形にすることで、おしゃれな印象を与えています。
タイヤ | 20×1.95 |
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サイズ(適応身長) | 153cm以上 |
重量 | 19.6kg |
BesV(ベスビー)のダーフォン社は、電動アシスト自転車メーカー。独創的で洒落たデザインの自転車をリリースし続けています。
その中でも最も有名で、最もオシャレなのがこのPSシリーズでしょう。乗ってみて誰もが驚くのが、そのパワフルさとバッテリーのスタミナです。
Panasonic(パナソニック) / Jコンセプト BE-JELJ012
3種類の走行サポート機能
3種類の走行サポート機能
ショッピング
フル充電で約50kmの走行が可能。軽量かつコンパクトな電動アシストミニベロです。
電動アシスト機能は「パワーモード」「オートモード」「ロングモード」の3種類を切り替えることが可能。また、漕ぎ出し時は穏やかにアシストしてくれる「ふんわりスタート」も採用しています。
タイヤ | 20×1.50 |
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サイズ(適応身長) | 142cm~173cm |
重量 | 18.2kg |
電動アシスト自転車を、最もシンプルに、オシャレに、実用に徹して作った1台と言って良いでしょう。さすがのパナソニック製で、パワーもスタミナも使い勝手も必要にして十分。
とくに車体の重量は、電動アシストなのにノンアシストの普通ママチャリと同じくらいです。
「電動自転車」をお探しの方にはこちらの記事もおすすめです。
子ども乗せタイプからスポーツタイプまで、タイプ別にご紹介しています。用途にぴったりの1台を探しましょう!
編集部おすすめの電動アシストミニベロ
続いて編集部おすすめの電動アシストミニベロを2台紹介します。
フル充電時の走行距離に優れたミニベロと、折りたためる電動アシストミニベロを選んでみました。
benelli(ベネリ) / mini Loop 20
スタイリッシュなE-bike
スタイリッシュなE-bike
イタリアのブランド「benelli(ベネリ)」の電動アシスト自転車。バッテリー
をフレームにビルドインしたスタイリッシュデザインがポイント。
4段階あるアシストレベルをlowに設定すると、最長70kmまで走行可能。補助速度範は24km/h未満。
フロントにかごが標準装備されているため、街乗りやちょっとした買い物にも便利です。
タイヤ | 20インチ |
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サイズ(適応身長) | 150cm~ |
重量 | 19kg |
小型大容量のバッテリーが搭載された折りたたみ式のミニベロです。
「パワーモード」「オートマチックモード」「ロングモード」といった3種類の段階の走行モードが選択可能。「ロングモード」であればフル充電で約54kmの走行が可能です。
重量 | 20.5kg |
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サイズ(折りたたみ時) | W:880×D:490×H:660mm |
タイヤサイズ | 前18インチ/後20インチ |
変速ギア | 外装7段 |
子どもの送迎や買い物、通勤、通学、ちょっとそこまで行くのに便利な乗り物「ママチャリ」。
最近ではおしゃれなママチャリも多数登場しています。ミニベロ以外の自転車と悩んでいる方は、ぜひこちらも合わせてチェックしてみて下さいね。
ミニベロのおすすめ商品をまとめ表で比較
本記事で紹介したおすすめのミニベロを一覧表で比較!ぴったりな商品を見つけてみてください!
注目ポイント | スピーディーで爽快な街乗り自転車 | スポーティーなデザインが魅力 | ロードバイクに匹敵する走行性能 | ロードバイクのような安定感が持ち味 | 10kg以下の最軽量設計 | A4用紙の上に収まるほどコンパクト | 軽い・速い・小さい・安いの4拍子! | オーソドックスなミドルレンジモデル | 高級感のあるカラーと曲線美が魅力 | 乗り心地を追求した軽量モデル | スカートでも乗れるおしゃれなデザイン | カラーバリエーションが豊富 | グッドデザイン賞獲得モデル | 3種類の走行サポート機能 | スタイリッシュなE-bike | モード切り替えでバッテリー節約可能 |
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商品画像 | ||||||||||||||||
商品名 | ||||||||||||||||
商品リンク | 楽天市場 126,500円(税込) Yahoo! ショッピング 126,500円(税込) | 楽天市場 97,020円(税込) Yahoo! ショッピング 170,280円(税込) | 楽天市場 126,500円(税込) Yahoo! ショッピング 126,500円(税込) | 楽天市場 80,300円(税込) Yahoo! ショッピング 76,285円(税込) | 楽天市場 48,509円(税込) Yahoo! ショッピング 48,510円(税込) | 楽天市場 9,570円(税込) Yahoo! ショッピング 51,040円(税込) | 楽天市場 7,260円(税込) Yahoo! ショッピング 42,000円(税込) |
まとめ
「ロード系ミニベロ」「折りたたみ」「おしゃれ」「電動アシスト」に特化したおすすめのミニベロを紹介しました。
数多くのミニベロがありますが、お気に入りの1台は見つかりましたか?
どんなシーンで使いたいのかをよくイメージして、ぴったりの1台を選んでくださいね!
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