移動中や職場、家の中とシーンを選ばず活躍するヘッドホン。しかし、ヘッドホンは価格も性能もさまざまで、購入の際にはどれを選んだら良いか迷ってしまいますよね。
そこで本記事では、オーディオライターの折原一也さんにヘッドホンとイヤホンの違いなどの基本的なことや、ヘッドホンの選び方などをお聞きしました。
さらに、おすすめのヘッドホンを「ノイズキャンセリング」「Bluetooth」「ハイレゾ」の機能面でのイチオシから「おしゃれ」なデザインのものまでジャンル分けをして、ランキングにしていただきました。
この記事を参考に、自分好みのヘッドホンを見つけてみてくださいね。
目次
1979年生まれのオーディオ&ビジュアルライター。「家電批評」「日経トレンディ」「Phileweb」などのA&V専門誌、モノ雑誌、Webで、4Kテレビやワイレスイヤホン、スピーカーなど映像と音に関わる記事を担当。薄型テレビやワイヤレスイヤホンは年間100製品以上の実機をテストして製品評価を手掛けている。2009年より全国の家電量販店や専門誌と共にオーディオ・ビジュアルの優れた製品を表彰するアワード「VGP」の審査員も務める。
1979年生まれのオーディオ&ビジュアルライター。「家電批評」「日経トレンディ」「Phileweb」などのA&V専門誌、モノ雑誌、Webで、4Kテレビやワイレスイヤホン、スピーカーなど映像と音に関わる記事を担当。薄型テレビやワイヤレスイヤホンは年間100製品以上の実機をテストして製品評価を手掛けている。2009年より全国の家電量販店や専門誌と共にオーディオ・ビジュアルの優れた製品を表彰するアワード「VGP」の審査員も務める。
ヘッドホンの選び方
音楽を聴くためのヘッドホンですが、世の中には非常に多くの製品が販売されています。いくつかのポイントから、具体的なヘッドホンの選び方を折原さんにお聞きしました。
ヘッドホンを購入する際には、まずスペックを見る人も多いかと思います。
ヘッドホンには、出力音圧レベル/能率/感度(dB/mW)/周波数特性(kHz)などのスペックがあり、一定の音声信号に対する音量を表しています。
これらのスペックのうち購入の際に参考にしたいのは、周波数特性の数値です。音の広さを表しており、小さい数字が低音、大きい数字が高音を意味しています。
また、40kHz以上は「ハイレゾ対応」とされ、CDでは表現できなかった音の繊細さや奥行きがある「ハイレゾ音源」を楽しむことができます。
ハイレゾ音源を楽しむには、オーディオプレイヤーもハイレゾ対応である必要があります。
ハイレゾについてもっと知りたい方に、音の専門家に聞いたハイレゾの仕組みや魅力をこちらの記事でご紹介しています!
ヘッドホンを接続方法で選ぶ
最初に考えたいポイントは、有線タイプか無線(ワイヤレス)タイプかの接続方法です。
- 有線タイプ:ヘッドホンのケーブルをオーディオプレーヤーに接続して再生
- 無線(ワイヤレス)タイプ:ヘッドホンのケーブルがなくBluetooth通信で再生
有線タイプは、音質の劣化が起こりにくく、音質を重視したい方におすすめです。対応機器も多く、古いオーディオプレーヤーでも使用できます。
ただし、ケーブルの断線には注意が必要です。また、iPhoneで音楽を聴いている人は、iPhone7の登場以降ヘッドホン端子が順次廃止されているので、無線(ワイヤレス)タイプのほうが良いかもしれません。
無線(ワイヤレス)タイプは、ケーブルがないので断線の心配はありません。通信が届く範囲であれば、オーディオプレイヤーから離れていても音が聞こえます。ケーブルが邪魔と感じる方や、スポーツ中に使用したい方におすすめです。
デメリットとしては、古いオーディオプレーヤーが対応していない場合があります。自分が持っているオーディオプレーヤーがワイヤレス対応か確認しましょう。
充電がなくなると起動しないので、長時間使用することが多い方は連続再生時間も合わせて確認しておくと良いですね。
ヘッドホンを音質で選ぶ
ヘッドホンを買うなら音質を重視して選びたい人も多いと思います。しかし、残念ながらヘッドホンのスペックを見ても音質は分からないので注意してください。
そこで、選ぶ上での参考としてチェックしておきたいのが製品情報です。
- 迫力のある重低音
- クリアなサウンド
- 広がりのある音質
製品情報に上記のような表記があれば、メーカーがどんな音を目指して作っているかを確認できるので、それをもとに自分好みのヘッドホンを選んでください。また、ユーザーのレビューを参考にするのも1つの手段です。
ちなみに、ハイレゾ対応も高音質の目安にはなりますが、海外メーカーではあまり対応をしていないので、参考程度に考えましょう。
ヘッドホンを構造で選ぶ
音楽制作向けのヘッドホンを購入する際は、ヘッドホン構造にも注意しましょう。ヘッドホンの構造には2つの種類があります。
- 密閉型:外部に音を漏らさない構造になっていて、遮音性が高い。低音が出しやすい。
- 開放型:ヘッドホンのカバー部分がメッシュになっている。音の抜けが良く高音の伸びがいい。
市販されているヘッドホンの9割以上は密閉型ですが、音楽制作に用いられるヘッドホンには開放型も存在します。
しかし、開放型は遮音性がないので、聴いている音楽がそのまま外に聴こえてしまいます。
ヘッドホンをその他の機能で選ぶ
ワイヤレスヘッドホンの場合、注意すべきポイントも増えてきます。
- 音楽の連続再生時間
- ノイズキャンセリング
ワイヤレスヘッドホンを外に持ち出す際はバッテリーの充電が必要なので、連続稼働時間のチェックが必要になります。
また、ノイズキャンセリングに対応したモデルもあり、電車やバスの騒音が軽減されるので、音楽に集中することができます。
ヘッドホンおすすめ20選|オーディオライターがジャンル別にランキングで紹介
ここからは、オーディオライターの折原一也さんにおすすめ商品を紹介していただきます。
ケーブルいらずでストレスフリーな「Bluetooth」、電車やバスで通勤・通学をするライフスタイルにぴったりの騒音を軽減する「ノイズキャンセリング」、CDを上回る高音質な「ハイレゾ」、そしてファッションに合わせて選べる「おしゃれ」なヘッドホンの4タイプに分けてランキングで紹介します。
ヘッドホンおすすめランキングTOP5【Bluetooth】
最初に、BluetoothのヘッドホンおすすめBEST5をご紹介します。
Bluetooth対応のヘッドホンは、端末をつなぐコードがないため、線が絡まったりしないというメリットがあります。また、ヘッドホンの決められた位置をタッチすることで音量を調整したり、音楽をスキップしたりも可能。
購入する際は、端末がBluetoothに対応しているかのご確認をお忘れなく!
SONY(ソニー) / ワイヤレスステレオヘッドセットWH-CH500
ハンズフリー通話やワンタッチ接続も
ハンズフリー通話やワンタッチ接続も
スマートフォンでのハンズフリー通話や、着信・終話の操作もできるヘッドホン。おサイフケータイに対応しているAndroidを搭載しているスマートホンなら、ワンタッチでBluetoothに接続可能です。
音質の劣化が少ないACCに対応しているため、ワイヤレスでも高音質。また、8台まで接続可能なマルチペアリング機能つきです。
質量 | 約140g |
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周波数 | 20Hz-20,000Hz(44.1kHzサンプリング時) |
接続タイプ(有線・無線) | 無線 |
まるで広い会場で音楽を聞いているような低音サウンドを楽しむことができます。イヤーカップ上のボタンを使うことで、簡単に通話と音楽の切り替えが可能。
軽量で折りたため、さらに耐久性にも優れているので、持ち歩くのにも最適です。
お手頃価格のヘッドホンを探している人に、定番モデルとしておすすめする機種。
JBLらしいパワフルなサウンドで、今までイヤホンで音楽を聴いてきた人には十分高音質を実感できるはずです。連続再生10時間で使い勝手も◎。
質量 | 155g |
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周波数 | 20Hz~20kHz |
接続タイプ(有線・無線) | 無線 |
audio-technica(オーディオテクニカ) / ATH-WS660BT
圧倒的な重低音で音楽を楽しめる
圧倒的な重低音で音楽を楽しめる
ショッピング
1回の充電で40時間の連続再生を可能にします。電池が切れても有線接続が可能なので、充電するのを忘れた!というときも安心。
独自の2層クッションを採用したイヤーパッドで、快適に装着することができます。
audio-technicaの手がける重低音に特化したヘッドホンシリーズ、SOLID BASSとして発売されているモデルです。
もともと重低音再生が得意なヘッドホンですが、ATH-WS660BTは特にズンズンと響く重低音の沈み込みと、音のキレが特徴。重低音とともに音楽の世界に浸りたい人におすすめです。
質量 | 約220g |
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周波数 | 50~4,000Hz |
接続タイプ(有線・無線) | 両方対応 |
JVC(ジェイブイシー) / ワイヤレスステレオヘッドセット HA-SD70BT
独自のK2機能により高音質を実現
独自のK2機能により高音質を実現
ハイレゾ対応でベース音やドラムサウンドを再現したリアルな音質が魅力。
NFCを搭載しており、対応するスマートフォンと簡単にペアリング・接続ができます。また、バッテリーも20時間持ち、有線ケーブルでの使用も可能です。
見た目にも未来的なソリッドなデザインで、特に音のキレの良さを追求したBluetoothヘッドホンです。
高音質化技術、K2テクノロジーを採用していて、音の情報量や重低音の質感までクリアに聴かせてくれます。高音質を追求したい人に聞いて欲しいヘッドホンです。
質量 | 277g |
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周波数 | 6Hz~40,000Hz |
接続タイプ(有線・無線) | 両方対応 |
Skullcandy(スカルキャンディ) / Crusher 360
音とシンクロしてヘッドホンが振動
音とシンクロしてヘッドホンが振動
イヤーカップに触れることで重低音レベルをコントロールできるタッチ式ベースコントロールや、急速充電といったさまざまな先進技術を搭載しています。
ペアリング方法を動画で説明しているため、慣れていない人でも扱いやすくおすすめです。
音源の持つ重低音に呼応してヘッドホン自体が振動して臨場感を演出するハプティック・ドライバーを搭載したユニークなヘッドホンです。
音楽リスニング用としても、高音質でリズムの刻みが体に伝わり気持ち良いですが、それだけでなく映画やゲームを体験した際の臨場感は最高です。幅広いエンタメで活用したい人におすすめです。
質量 | - |
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周波数 | 5Hz~20KHz |
接続タイプ(有線・無線) | 両方対応 |
ヘッドホンおすすめランキングTOP5【ノイズキャンセリング】
次に、ノイズキャンセリング付きのヘッドホンのおすすめBEST5をご紹介します。
ノイズキャンセリング付きのヘッドホンは、周りの音を遮断して、聴いているものに集中できるといったメリットがあります。
電車やバスで周りの人の声が気になる方や、家の中で隣の部屋や外で走る車の騒音を気にせずに、音を聞くことに集中したい方におすすめです。
SONY(ソニー) / ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WH-1000XM3
最高クラスのノイズキャンセル搭載
最高クラスのノイズキャンセル搭載
アダプティブサウンドコントロールと呼ばれる機能で、ペアリングしているスマートフォンの加速度センサーによって、止まっているとき・歩いているとき・走っているとき・乗り物に乗っているときの4パターンの行動を検出できます。
その行動に合わせて、設定しておいたノイズキャンセル機能に切り替えたり、外音取り込みのモードに切り替えたりを自動で行います。
ノイズキャンセルヘッドホンとして、電車やバス、街中、航空機とすべての状況で静寂をもたらす業界最高峰のモデルです。スマホとワイヤレスで接続でき、ハイレゾにも対応と音質の良さを両立しています。
最大30時間のロングバッテリーで、通勤・通学だけでなく長時間フライトのお供としてもおすすめ。装着しながら外の音を取り込めたり、手を当てると瞬時に外の音を聴けるクイックアテンション機能も便利です。
質量 | 255g |
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周波数 | 4Hz~40,000Hz |
接続タイプ(有線・無線) | 両方対応 |
Skullcandy(スカルキャンディ) / Venue
追跡機能付きで失くしても安心
追跡機能付きで失くしても安心
ショッピング
ヘッドホンを失くしてしまっても、追跡機能付きなので安心。また、ボタンを押すだけでスマートフォンの音声アシスタントを呼び出すことも可能です。
急速充電に対応しており、10分充電するだけで5時間再生できます。
他のノイズキャンセルヘッドホンより少し安めの2万円前後で購入できるモデルながら、ノイズキャンセル性能に優れています。特に街中やカフェなどの騒音軽減が得意ですが、電車やバス、飛行機での性能も問題なし。
ヘッドホンを装着したまま外の音を聴けるモニターモードにも対応。ノイズキャンセル性能で選ぶならハイコスパな一台です。
質量 | - |
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周波数 | 20Hz~20KHz |
接続タイプ(有線・無線) | 両方対応 |
Bose(ボーズ) / QuietComfort 35 wireless headphones II
移動中の騒音を軽減!アプリとも連動
移動中の騒音を軽減!アプリとも連動
最大20時間の連続再生が可能で、クイックチャージ機能を使えば15分の充電で約2時間半使えます。また、バッテリーが切れても付属のケーブルを使うことでヘッドホンを使い続けることが可能です。
また、Bose Connectアプリにより、使っているヘッドホンに簡単にアクセスでき、設定のカスタマイズや便利機能の紹介などができる優れモノ。
飛行機による長時間フライトを頻繁にする海外出張が多い方の間で定番のノイズキャンセルヘッドホンのブランドがBOSEです。
ゆったりとした装着感で、航空機の不快な騒音、また電車やバスの騒音も効果的に抑えてくれます。BOSEは豊かな重低音も特徴なので、洋楽やダンス系ミュージックを聴く人にもおすすめです。
質量 | 234g |
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周波数 | - |
接続タイプ(有線・無線) | 両方対応 |
Beats by Dr. Dre(ビーツバイドクタードレ) / Beats Studio3 Wireless
iPhoneならペアリングも簡単
iPhoneならペアリングも簡単
フル充電で最長22時間、ノイズキャンセル機能をオフにすれば40時間稼働します。さらに、10分間の充電で最長3時間の使用が可能です。
有効範囲が約100mあるClass 1のBluetoothにより、デバイスと離れても音声が途切れにくいのも特徴です。10色展開で、自分の好みの色を買うことができます。
アップル傘下のヘッドホンブランドとして人気のBeatsの最上級ワイヤレスヘッドホン。高性能なノイズキャンセル対応モデルで、外部の音を継続してモニタリングし、ノイズを低減するPure ANCで、街中、電車やバス、航空機すべてに効果的。
アップル純正のApple W1チップ搭載で、iPhoneユーザーなら近づけるだけでペアリングでき、初心者にもおすすめです。
質量 | 260g |
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周波数 | - |
接続タイプ(有線・無線) | 無線 |
SONY(ソニー) / ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WH-CH700N
サラウンド選択も可能でコスパ良し!
サラウンド選択も可能でコスパ良し!
ケーブルが付属され、電源OFFの状態のときは通常の有線ヘッドホンとしても使えます。
専用アプリHeadphones Connectに対応しており、5種類のモードからサラウンドを選択できたり、お好みのイコライザーに設定することができます。
ノイズキャンセル対応のヘッドホンは高価格帯のモデルが多いなかで、1万円台で購入できるスタンダードなモデルです。
デジタルノイズキャンセルで電車やバスの騒音はある程度低減してくれますし、最大35時間のロングバッテリーで毎日の通勤・通学にも安心。ノイズキャンセルは譲れないけど、コスパ重視の方におすすめの機種です。
質量 | 240g |
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周波数 | 20Hz~20,000Hz |
接続タイプ(有線・無線) | 両方対応 |
ヘッドホンおすすめランキングTOP5【ハイレゾ】
続いて、ハイレゾに対応したヘッドホンをご紹介します。ハイレゾ対応のヘッドホンはCDよりも高音質なデジタル音声で聞けることが最大の特徴です。
CDから音源を取り込むこともあると思いますが、とにかく音に対するこだわりがあって、良い音で音楽を聴きたい人にはおすすめです。
Panasonic(パナソニック) / ステレオヘッドホン RP-HD300
低音から高音までしっかり聴かせる
低音から高音までしっかり聴かせる
振動板形状が最適化されており、応答性に優れ、低域から40kHzの高域までバランスの良い音を出します。
ソフトイヤーパッドを採用した軽量設計で着け心地も◎。また、2mのロングケーブルも付属品としてついてきます。
ハイレゾ対応の有線ヘッドホンとして手頃でおすすめな機種です。CD音源にはない高域までの情報を収録するハイレゾ音源を想定したモデルで、高域まで華やかで丁寧なサウンドをしっかり聴かせてくれるとともに、締りのある低音のバランスもしっかりしています。
Bluetooth対応版の「RP-HD300B」とともにハイレゾの高音質入門としておすすめです。
質量 | 200g |
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周波数 | 4~40000Hz |
接続タイプ(有線・無線) | 有線 |
SONY(ソニー) / ステレオヘッドホン MDR-1AM2
広帯域再生で音源をクリアに再現
広帯域再生で音源をクリアに再現
ハウジングやヘッドバンドの軽いフィット感により長時間の利用も快適で、不要な振動を抑制したり、繊細なサウンドを再現したりと機能性も十分。
用途に合わせてケーブルの付け替えも可能で、断線してもケーブルだけを買い換えればいいのも安心です。
ハイレゾの有線ヘッドホンとして業界内でもっとも定番として数えられるMDR-1Aシリーズの最新モデルが「MDR-1AM2」です。
100kHzまでの超高域再生を備えるドライバーの搭載と、極めて繊細な音情報を流せるサウンドの再生能力は、ハイレゾ音源以外でも実力を発揮します。
シンプルに有線ヘッドホンで高音質の機種を探している人にも推薦したい鉄板モデルです。
質量 | 187g |
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周波数 | 3Hz~100,000Hz |
接続タイプ(有線・無線) | 有線 |
SONY(ソニー) / ステレオヘッドホン MDR-Z7M2
音質、装着感と最高級のヘッドホン
音質、装着感と最高級のヘッドホン
ハウジングにあるポート(通気口)で空気の流れを調整して低音をコントロールし、重低音のリズムを再現。
立体裁断された厚みのある低反撥ウレタンフォームで、耳の周りにかかる圧力を分散させているため、長時間のリスニングにもぴったりです。
ハイレゾの定番ブランドであるSONYの高級ハイレゾ対応ヘッドホンです。100kHz再生を実現するHDドライバーユニットという、SONYらしいハイレゾ対応の機構と70mmの大口径振動板によって、極めて高解像の音楽再生と自然な音の広がりを獲得しています。
有線接続のみのヘッドホンで高価と、既に高音質を選ぶ趣味の領域の製品ですが、サウンドを体験するとむしろお得と思えてしまうモデルです。
質量 | 340g |
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周波数 | 4Hz~100,000Hz |
接続タイプ(有線・無線) | 有線 |
SENNHEISER(ゼンハイザー) / HD 660 S
音抜けが良く聞き分けも可能な開放型
音抜けが良く聞き分けも可能な開放型
頑丈さも備えつつ軽量の構造になっているため、快適に音楽を聞くことができます。
着脱可能な変調ケーブルは伝導性の高いOFC銅線を採用しており、ハンドリングノイズを抑え、パラアラミドにより強度を高めています。
音楽制作の現場でも用いられる、ダイナミック・オープンの開放型を採用した有線ヘッドホンです。
開放型らしく音のヌケがとても良く、楽器やボーカルの音を個別にしっかり聞き分けられるサウンドです。高音質を追求する趣味のポータブルオーディオ好きにとっても定番モデルの1つです。
質量 | 260g |
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周波数 | 10~41,000Hz |
接続タイプ(有線・無線) | 有線 |
audio-technica(オーディオテクニカ) / ATH-ADX5000
音源に近い開放感のある音質
音源に近い開放感のある音質
かなり高価ですが、不要な音の歪みを極限まで抑え、ドイツ製パーメンジュール磁気回路により、音の純度を保ちます。また、超硬素材・タングステンコーティング振動板へ伝送するため、音源に近い理想の音が得られます。
肌触りが良く、最適な側圧で装着できるイヤパッドで装着感にもこだわっています。
高音質を追求するポータブルオーディオファンにとって、憧れの1つと呼ばれる開放型の超高級ヘッドホンです。
筺体のバッフルと一体化したドライバーの構造や、ハウジングの構造までaudio-technicaが独自設計。音の情報量とともに開放的に音が抜ける、空間の広がりの空気感、臨場感を再現します。
大型ヘッドホンなので実力を出し切るにはヘッドホンアンプも必須ですが、開放型の高級ヘッドホンとしておすすめです。
質量 | 270g |
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周波数 | 5~50,000Hz |
接続タイプ(有線・無線) | 有線 |
ヘッドホンおすすめランキングTOP5【おしゃれ】
最後に、音楽を聴きたいだけでなく、ファッションとしてヘッドホンを取り入れたい人におすすめの商品BEST5をご紹介します。
Panasonic(パナソニック) / ステレオヘッドホン RP-HTX80B
レトロデザインで学生にも人気
レトロデザインで学生にも人気
デザインに加えて24時間という長時間の再生も可能で、値段も1万円前後と購入しやすいです。
ドライバー前後の空気の流れを最適化し、それにより低域の再現性を向上させているため、歪みの少ない低音が表現されます。
レトロデザインが可愛らしいと大学生世代に特に人気のBluetoothヘッドホン。
キャメルベージュ、クールグレー、マットブラック、バーガンディレッドの4色展開で、フワントーンのデザインです。自分のファッションに合わせて選んで欲しいヘッドホン。
質量 | 190g |
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周波数 | 20Hz~20,000Hz |
接続タイプ(有線・無線) | 無線 |
SONY(ソニー) / ワイヤレスステレオヘッドセット h.ear on 2 Mini Wireless WH-H800
ファッション性が高いカラーリング
ファッション性が高いカラーリング
小型、軽量型で持ち運びも楽。そのうえ音楽に関する機能も高いので、おしゃれにヘッドホンを使いつつ機能も譲れないという人におすすめ。
ハンズフリー通話やスマホなどのプレーヤーを耳元で簡単に操作できるなど、使い勝手も良好です。
SONYのh.earシリーズは、ファッションとコーディネートしやすいミディアムカラーのヘッドホン全6色を揃えた女性向けのラインで、小さめのオンイヤー型のモデルです。
高音質のヘッドホンを手がけるSONY製なので、ワイヤレスでもハイレゾ級の高音質を聴けるLDACに対応するなど、細かな音の再現性や締まった低音と高音質の実力派です。
質量 | 180g |
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周波数 | 5Hz~40,000Hz |
接続タイプ(有線・無線) | 両方対応 |
Beats by Dr. Dre(ビーツバイドクタードレ) / Solo3 Wirelessオンイヤーヘッドフォン
15色展開で好きなカラーが見つかる
15色展開で好きなカラーが見つかる
5分の充電で最長3時間再生できるFast Fuel機能を搭載しています。バッテリーは最長40時間持つので、1日中音楽を聴きくことも可能。
Beats製品なのでApple製品との相性も良く、iPhoneユーザーの方には特におすすめです。
装着していると目立つ「b」のロゴマークで、ヘッドホンにファッション性を持ち込んだ先進的ブランドとして、Beats by Dr. Dreも人気です。
注目はカラーラインナップの豊富さで、コレクションとして限定発売されたモデルも含めると15色以上で、お気に入りのカラーも見つけられるはず。Beatsの重低音重視のサウンドが好みの方にもおすすめです。
質量 | 215g |
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周波数 | - |
接続タイプ(有線・無線) | 無線 |
MARSHAL(マーシャル) / MAJOR III BLUETOOTH BK
折りたたみ可能でコンパクトサイズに
折りたたみ可能でコンパクトサイズに
Bluetooth対応ヘッドホンですが、有線でも使用できます。かなりコンパクトで、折りたためば手のひらサイズになり持ち運びも楽。
最長約30時間の再生ができるため、長時間の利用も安心。あまり使わない人は充電の頻度が少なくて済みます。
音楽好きにはお馴染みのギターアンプメーカーMarshallブランドから登場した、ギターアンプ風デザインのヘッドホン。四角いハウジングに表面の仕上げ、ヘッドバンドと繋ぐギミックまで統一されたデザイン性に、Marshallのロゴマークがたまりません。
クリアで高域まで伸ばすサウンドで音質も十分。個性派のヘッドホンを探している人にはおすすめです。
質量 | 178g |
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周波数 | 20HZ~20KHZ |
接続タイプ(有線・無線) | 有線 |
AKG(エーケージー) / Y500 Wireless
豊富なカラバリと高音質が魅力
豊富なカラバリと高音質が魅力
ヘッドホンを外すと自動的に一時停止し、再びつけると再生を再開するオートプレイ/ポーズ機能を搭載しています。周囲の音の聴こえやすさもボタン1つで調節できるので、駅の案内を聞きたいときなどに便利です。
また、最大2台のデバイスを同時に接続できるため、1台で音楽を聞きながらもう1台に電話が来ても対応可能。
オーストリアのヘッドホンブランドAKGが手がけるヘッドホンのYシリーズは、ヨーロピアンブランドらしいミニマムデザインが特徴。
Y500は一見するとシンプルなスタイリングですが、ブラックの他にメタリックなグリーン、ピンク、ブルーとカラーバリエーションも魅力的。
元々プロフェッショナル用の音響機器を制作している同社だけに、サウンドも伸びやかで明るく高音質。上質なヘッドホンを探している人におすすめです。
質量 | 230g |
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周波数 | 16Hz~22kHz |
接続タイプ(有線・無線) | 無線 |
ヘッドホンの人気メーカー
ヘッドホンはさまざまなメーカーが生産し販売していますが、それぞれのメーカーごとに、どんな特徴があるのか、折原さんにお聞きしました。
SONY
ハイレゾの高音質を普及させた立役者でもあるSONYは、高いノイズキャンセル技術を有するブランドとして「MDR-1000XM3」を筆頭に、ノイズキャンセル対応の製品が豊富です。
他にも、重低音ヘッドホンのEXTRA BASSシリーズ、有線の高音質ヘッドホンでも「MDR-1AM2」「MDR-Z7M2」など幅広い製品を展開しています。
Beats by Dr. Dre
現在はアップル傘下となっているBeatsは、優れたデザイン性とともに重低音をしっかり鳴らすブランドとして人気です。
特に最新世代のモデルではApple W1チップを搭載し、電源を入れてiPhoneに近づけるだけで接続できる簡単さも特徴です。
BOSE
米国のBOSEはQuietComfortの名前を冠したノイズキャンセルヘッドホンで有名です。
高価格帯のモデルのみの発売で製品数も限られますが、ノイズキャンセルヘッドホンを探す際には必ず候補に挙がるでしょう。
audio-technica
日本のヘッドホンブランドの大手の一角がaudio-technicaです。
高級機種から低価格モデルまでラインナップが広く、スタンダードな高音質モデルのSound Reality、重低音サウンドのSOLID BASSなど、選べる製品ラインナップの幅で人気です。
ヘッドホンのおすすめ商品をまとめ表で比較
本記事で紹介したおすすめのヘッドホンを一覧表で比較!ぴったりな商品を見つけてみてください!
注目ポイント | ハンズフリー通話やワンタッチ接続も | 低価格なのにパワフルな音質 | 圧倒的な重低音で音楽を楽しめる | 独自のK2機能により高音質を実現 | 音とシンクロしてヘッドホンが振動 | 最高クラスのノイズキャンセル搭載 | 追跡機能付きで失くしても安心 | 移動中の騒音を軽減!アプリとも連動 | iPhoneならペアリングも簡単 | サラウンド選択も可能でコスパ良し! | 低音から高音までしっかり聴かせる | 広帯域再生で音源をクリアに再現 | 音質、装着感と最高級のヘッドホン | 音抜けが良く聞き分けも可能な開放型 | 音源に近い開放感のある音質 | レトロデザインで学生にも人気 | ファッション性が高いカラーリング | 15色展開で好きなカラーが見つかる | 折りたたみ可能でコンパクトサイズに | 豊富なカラバリと高音質が魅力 |
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商品画像 | ||||||||||||||||||||
商品名 | SONY(ソニー) / ワイヤレスステレオヘッドセット h.ear on 2 Mini Wireless WH-H800 | |||||||||||||||||||
商品リンク | Amazon 6,280円(税込) | 楽天市場 12,980円(税込) Yahoo! ショッピング 12,098円(税込) | Amazon 15,980円(税込) | Amazon 19,980円(税込) Yahoo! ショッピング 12,980円(税込) | 楽天市場 29,800円(税込) | Amazon 21,800円(税込) | Amazon 22,873円(税込) | |||||||||||||
質量 | 約140g | 155g | 約220g | 277g | - | 255g | - | 234g | 260g | 240g | 200g | 187g | 340g | 260g | 270g | 190g | 180g | 215g | 178g | 230g |
周波数 | 20Hz-20,000Hz(44.1kHzサンプリング時) | 20Hz~20kHz | 50~4,000Hz | 6Hz~40,000Hz | 5Hz~20KHz | 4Hz~40,000Hz | 20Hz~20KHz | - | - | 20Hz~20,000Hz | 4~40000Hz | 3Hz~100,000Hz | 4Hz~100,000Hz | 10~41,000Hz | 5~50,000Hz | 20Hz~20,000Hz | 5Hz~40,000Hz | - | 20HZ~20KHZ | 16Hz~22kHz |
接続タイプ(有線・無線) | 無線 | 無線 | 両方対応 | 両方対応 | 両方対応 | 両方対応 | 両方対応 | 両方対応 | 無線 | 両方対応 | 有線 | 有線 | 有線 | 有線 | 有線 | 無線 | 両方対応 | 無線 | 有線 | 無線 |
まとめ
現在、ネットや量販店などで販売されているヘッドホンは、ハイレゾ対応やBluetooth対応、ノイズキャンセル機能など、使い勝手が良い高性能な製品が続々と登場しています。
それゆえ、実際に購入するときには迷ってしまいがちですが、今回はオーディオライターの折原一也さんにヘッドホンの選び方や人気のメーカー、実際におすすめの商品などをお伺いしました。
音質が変わるだけで人生が豊かに感じるので、本記事を参考に自分に最適なヘッドホンを見つけ、オーディオライフを充実させてみてくださいね。
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