年々健康志向が高まるなかで、注目されているのがトレーニングアイテム。多くのトレーニング用品が発売されていますが、お家で気軽にできるトレーニングアイテムの1つに、腹部を鍛える腹筋ローラーがあります。
しかし、腹筋ローラーとひと言でいっても、実にさまざまな種類があるので、「どれを選んだらいいのかわからない!」「商品や自分のレベルに合わせた効果的なトレーニング方法を知りたい」と思っている方は多いでしょう。
そこで本記事では、パーソナルトレーナー兼フィットネスモデルの島村レイノさんが、腹筋ローラーの選び方や種類、おすすめ商品について徹底解説します。
自宅で簡単に腹筋を鍛えたいと思っている人は必見です。
目次
20年間のサッカー人生からの転落を経験。フィットネス関連へ転身し、RIZAPに入社する。その後独立し、代表理事を務める。コンプレックスの塊だったが、ボディメイクでカラダを変えることにより少しずつ自分を好きになる。ポジティブはさまざまな運を引きつけるということを身をもって実感。この経験を活かし、現在は人の人生を「ポジティブ」な方向へとチェンジできるようにサポートしている。
20年間のサッカー人生からの転落を経験。フィットネス関連へ転身し、RIZAPに入社する。その後独立し、代表理事を務める。コンプレックスの塊だったが、ボディメイクでカラダを変えることにより少しずつ自分を好きになる。ポジティブはさまざまな運を引きつけるということを身をもって実感。この経験を活かし、現在は人の人生を「ポジティブ」な方向へとチェンジできるようにサポートしている。
腹筋ローラーの選び方
腹筋ローラーを選ぶ際、メーカーや有名どころといったことだけでは決めるのはいささか早計かもしれません。「使いやすいかどうか」「レベルに合っているか」といった点も重要となってきます。特に注目すべき2つのポイントをご紹介。
①握りやすいグリップかどうか
集中してトレーニングに取り組むためには、手にフィットする「握りやすいグリップ」を選びましょう。
個人差はありますが、グリップに溝があったり、クッション性が無いグリップを使用していると手が痛くなる場合もあります。購入する際は、実際に使用した方の口コミを参考にするのもあり。
②ローラーの大きさ
腹筋ローラーの直径が小さくなるほど地面との距離が近くなるので、負荷がアップします。ご自身のレベルに合わせて腹筋ローラーを選ぶことが大事です。目安は以下の通り。
- 初心者・・・20cm以上
- 中級者・・・15〜20cm未満
- 上級者・・・15cm未満
上記のポイントを抑えつつ、次項で紹介するローラー数と合わせて、商品選びの際は注意をしてみてください。
腹筋ローラーの種類
腹筋ローラーには「一輪」「二輪」「三輪」の3種類が主にあり、基本的に車輪数が増えるほど腹筋への負荷が異なります。
そのため、ご自身のレベルに合わせた腹筋ローラー選びが非常に重要です。まずは、それぞれの特徴を理解しましょう。
一輪
一輪タイヤのものは特に直径が小さくなるほどバランスをとることが難しくなり、負荷も大きくなります。初心者のようにトレーニングに慣れていない人が使用すると、過負荷になってしまい怪我をする可能性も高まるので注意が必要。
一輪タイプは腹筋だけでなく、腹斜筋などバランス良く鍛えられることが魅力。力を入れながら姿勢を保つトレーニングにも発展できるので、体幹をはじめとするバランス力の向上にも期待されています。
なお、全ての商品に共通しますが、ローラーの幅が広く、補助機能のついたものほど負荷は減るため、初心者向けといえます。
二輪
一輪よりも安定感がありますが、その分バランス力を鍛える力は落ちます。しかし、一輪と同様に斜めの動きや直進以外の動きにも対応ができるため、腹筋を多方面から鍛えることができます。トレーニングに慣れてきた中級者におすすめ。
三輪
一輪や二輪よりも安定感があるので、バランス力の向上には期待できませんが、ケガの心配は少ないといえます。各ローラーに圧力が分散されるので、低負荷で多くの回数をこなしたい人やトレーニングを始めたばかりの初心者におすすめ。
腹筋ローラーおすすめ9選|トレーナーがジャンルごとにランキングで紹介
腹筋ローラーを購入する際のポイントを学んだら、早速本題となるおすすめの商品を島村レイノさんがご紹介。最適な腹筋ローラーをチョイスして、効果的に鍛えましょう。
腹筋ローラーおすすめランキングTOP3【初心者向け】
トレーニング初心者の方は、あまり無理のないレベルのものを選ぶことが何より大切。ローラーの直径が小さくなるほど、バランスを取ることが難しくなったり、腹筋に対する負荷が大きくなるので、ローラーのサイズは大きいものを選びましょう。また、リバウンド機能(バネが入っているもの)があると使いやすいです。
アシスト付き 腹筋ローラー
アシスト機能付き腹筋ローラー
アシスト機能付き腹筋ローラー
安定感のある二輪に加えて、腹筋を縮める動作時に内蔵されたバネの力が正しい運動方向へサポートするので、初心者や腰を痛めやすい方でも安心して使用できます。
「安定感ばかり重視している腹筋ローラーは満足に鍛えられないのでは?」と思う方も多いですが、この腹筋ローラーは膝をつけないことで強度がアップするモデル。初めは床に膝を付けて使用して、強度に慣れてきたら膝を上げて使用すると、腹筋にかかる負荷がアップします。
サイズ | W16.5×H18×D16.5cm |
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重量 | 1.15kg |
耐荷重 | 100kg |
BODY SCULPTURE(ボディスカルプチャー) / パワーローラーコア
安定感と強度に優れた腹筋ローラー
安定感と強度に優れた腹筋ローラー
2つの大型ローラーを前後に配置し、幅も太く無駄のない丸みを帯びた設計にすることで、ブレの少ない安定した動きをサポートします。
本体に搭載されたアシストコイルが身体の引き起こしをサポートするので、正しい動きと強度を実現させ、着実に腹筋を鍛えることが可能。
また、滑りにくさを発揮するノンストップグリップが採用されているので、汗をかいても運動の邪魔になりにくい点も特徴です。強度を上げる場合は膝の位置を後ろに下げたり、床から膝を離しましょう。
サイズ | W35×H15.5×D24cm |
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重量 | 2Kg |
耐荷重 | - |
Wolfyok(ウルフヨック) / 腹筋ローラー
トレーニング初心者を優しくフォロー
トレーニング初心者を優しくフォロー
ローラーの直径が16.5cmと腹筋ローラーの中でも大きめのモデル。正しく力が伝わるように、グリップ部分には親指を引っ掛ける取っ手を採用しています。
ローラーは両側に傾けられるように設計されているので、正面だけでなく、右前や左前など多角度のトレーニングが可能。背筋や上腕三頭筋、腹斜筋を鍛えたい方にもおすすめです。
また、自動リバウンド機能によってローラーを引き戻すときに助力効果が働くようになるので、初心者や女性でも継続してトレーニングすることができます。
サイズ | - |
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重量 | - |
耐荷重 | - |
腹筋ローラーおすすめランキングTOP3【女性向け】
女性は男性と骨格や筋肉量が異なるので、一度に発揮できる力も小さくなります。腹筋ローラーを選ぶ場合は男性目線で判断をするのではなく、自動アシスト機能や滑り止めなどの機能があるモデルがおすすめです。
肩から手首の負担を軽減する、自動リバウンド式機能が搭載された腹筋ローラー。もっとも力を発揮する引き起こし動作の際に、内蔵されたバネが動きをサポート。初心者や女性の腹筋トレーニングをサポートしてくれます。
また、グリップ部分が握りやすい形状になっているので、肩への負担も少なく、安全にトレーニングを実施することが可能。
大型ローラーなので、片方に体重を乗せても安定感を保つことが可能なため、多方向のトレーニングができます。
サイズ | ヨコ:39×タテ:19×高さ:19cm |
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重量 | 2.06kg |
耐荷重 | 136kg |
Elosis(エロシス) / 腹筋ローラー
理想的なボディラインが手に入る
理想的なボディラインが手に入る
ショッピング
大型で厚みのある二輪タイプの腹筋ローラー。ローラー部分には凹凸があるので滑りにくく、安定性も抜群。押し出す動作時に身体が左右にブレることがないので、狙った筋肉を集中的に鍛えることが可能。
また、グリップには凹凸があるので、女性でも握りやすく、快適で安全なトレーニングを行えます。
床に膝を付けて腹筋ローラーを使用すると、床との摩擦で膝がシミや黒ばみになりやすいですが、本商品には専用の膝マットが付いているので、膝への負荷を軽減できるのも嬉しいポイント。
広背筋や腹斜筋、上腕三頭筋など、お肉が付きやすい部位も鍛えられるので、理想的なボディラインを手に入れたい女性におすすめの商品です。
サイズ | ヨコ43.7×タテ:17.5×高さ:19cm |
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重量 | 1.85kg |
耐荷重 | 136kg |
Soomloom(スームルーム) / 腹筋ローラー 4輪 アブホイール エクササイズウィル
快適で安全なトレーニングを実現
快適で安全なトレーニングを実現
ショッピング
抜群の安定感を誇る、珍しい四輪タイプを採用。腹筋ローラーでのトレーニングに不安のある女性や初心者の方でも安心して使用できるモデルです。
また、ブレーキ機能があるため「危ない」と思ったときにストップすることが可能。男性に比べて筋力が無い女性の弱点である、肩や手首の安全を守ります。
膝用の保護マットも付属されているので、腹筋ローラーを使用することによる床と膝の摩擦軽減にも一役買ってくれます。
サイズ | ヨコ30.5×タテ23×高さ12cm |
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重量 | - |
耐荷重 | 150kg |
腹筋ローラーおすすめランキングTOP3【中級者以上、より負荷をかけたい人向け】
「低強度の負荷に慣れたので、高強度の負荷でトレーニングしたい!」「筋力だけではなく、バランス力も欲しい!」と思っている方のために、中級者以上の方におすすめの腹筋ローラーをご紹介します。
maisum(マイスム) / アブホイール
コアマッスルも鍛えられる一輪タイプ
コアマッスルも鍛えられる一輪タイプ
腹筋ローラーの基本形。一輪タイプなので十分な強度を得られます。バランスを保つように力を入れることで、コアマッスルも鍛えることが可能。
一輪タイプの場合はどうしても圧力が一箇所に集中するので、握る力が強くなり、手が痛くなってしまう場合がありますが、本商品は発砲ラバーグリップという手に優しい素材を採用しているので、快適なトレーニングができます。
サイズ | ヨコ:29.6×タテ:17.6×高さ:17.6cm |
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重量 | 460g |
耐荷重 | - |
Soomloom(スームルーム) / アブホイール エクササイズウィル スリムトレーナー
ベアリング式の採用で高い安定を実現
ベアリング式の採用で高い安定を実現
ショッピング
「いきなり一輪タイプじゃなくて、二輪タイプで慣れてからステップアップしよう!」と考えている人は多いでしょう。本商品は安定感のある二輪ローラーが多方向への動きをサポートし、中強度の負荷をかけられるので、次のステップに向かう人におすすめ。腹筋だけではなく、「大胸筋」「僧帽筋」「三角筋」「脊柱起立筋」など、上半身の大きい筋肉に刺激を与えることも可能です。
また、ローラーにベアリング式を採用しているため使い心地も抜群。床との摩擦を減らすことでスムーズに使用できるだけでなく、揺れる感覚のない高い安定感を実現しました。
サイズ | ヨコ:32×タテ:14.5×高さ:14.5cm |
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重量 | 760g |
耐荷重 | 200kg |
La-VIE(ラヴィ) / 静ゴロー
王道の腹筋ローラー!
王道の腹筋ローラー!
安定力が高すぎる二輪ローラーではどうしても鍛える部位を制限します。本商品はローラーのサイズも小さく、安定性を自分で保つ必要があるので、筋力だけではなく、バランス力も大きく鍛えることが可能。インナーマッスルの強化にも期待できます。
凹凸のあるラバーグリップにより、多方向へ動かしても滑りにくく、トレーニングの安全性をサポートします。
サイズ | 幅18×高さ18×奥行26cm |
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重量 | 約490g |
耐荷重 | 約80kg |
腹筋ローラーの効果的な使い方
腹筋は股間の辺りにある恥骨から胸の辺りの肋骨(あばら骨)についているため、恥骨から肋骨を近づけたり離す運動を繰り返すことで筋肉が鍛えられます。
筋力トレーニングは、フォームが重要です。腹筋ローラーの場合はスタート位置に戻す動作の最中に「ヘソ」を覗き込むようにしてお腹と骨盤を近づけるようにしましょう。このときに首を丸めるのではなく、背中や腰から丸めてください。
また、引き戻すときに腰を反りすぎてしまうと、腰だけに負担がかかってしまい腰痛の原因にも繋がるので要注意。正しいフォームで行うことが、効果的なトレーニングに繋がります。
腹筋ローラを用いたトレーニングの回数と強度
「腹筋を鍛えたいから限界まで何十回も何百回もやってやる!」と意気込む方は多いですが、回数と効果は比例しません。毎日やっても問題ありませんが、過負荷による思わぬ怪我には十分に注意しましょう。
筋肉はトレーニングによって筋繊維が破壊され、それが修復されたときに以前よりも太く強い筋肉を作るを繰り返して成長していきます。修復期間も考えると、筋力トレーニングは2〜3日に1回のペースでも効果は得られます。
自分のレベルによって回数と頻度を増やすようにしましょう。まずは1セット往復4秒×10回くらいから初めてみるのがおすすめ。
腹筋ローラーを用いた下腹部に効くトレーニング方法
「腹筋ローラーをしていると、上腹部だけに力が入って下腹部に力が入らない!」という悩みにぶつかる方が多いです。腹筋ローラーが上腹部に効きやすい理由として、カラダを伸ばした時に手を挙げるような姿勢になり、腹筋の上部がしっかりとストレッチされるからです。
これを改善するためには、前述のように引き戻す動作のときにしっかりと背中を丸めて腹筋を収縮させることが重要です。伸ばしていた手と膝を近づける意識でスタート位置に戻ると、下腹部に効かせることができます。
腹筋ローラーを使う上で気を付けるポイント
自分のレベルに合った回数と頻度で行うことが何より大切です。「短期間で腹筋を割りたい!」という気持ちは理解できますが、前述のように腰に負担がかかりやすい動作のため、日常的に運動をしていない人は、ローラーを使用しない上体を起こすベーシックな腹筋運動で慣れてきてから移行することをおすすめします。手首や肩も怪我しやすい部位であるため、腕立てなどで事前に慣らしておくと◎。
筋力トレーニングは筋繊維を伸縮させることで鍛えるので、筋肉の柔軟性も大事です。お風呂上がりにストレッチをするなどして、強度の高い動作にも耐えられる身体作りを心がけましょう。
また、安全にトレーニングするためには、腹筋ローラーの安全確認も大事です。耐久性のある商品でも日常的に使用していると、ローラー部分に亀裂が入る場合があります。その状態でトレーニングを行ってしまうと、商品が壊れて大きな怪我に繋がる可能性があるため、使用前には腹筋ローラーの状態をきちんと確認するクセをつけましょう。
腹筋ローラーのおすすめ商品をまとめ表で比較
本記事で紹介したおすすめの腹筋ローラーを一覧表で比較!ぴったりな商品を見つけてみてください!
注目ポイント | アシスト機能付き腹筋ローラー | 安定感と強度に優れた腹筋ローラー | トレーニング初心者を優しくフォロー | 自動リバウンド式腹筋ローラー | 理想的なボディラインが手に入る | 快適で安全なトレーニングを実現 | コアマッスルも鍛えられる一輪タイプ | ベアリング式の採用で高い安定を実現 | 王道の腹筋ローラー! |
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商品画像 | |||||||||
商品名 | |||||||||
商品リンク | 楽天市場 2,180円(税込) Yahoo! ショッピング 3,366円(税込) | 楽天市場 3,108円(税込) Yahoo! ショッピング 3,210円(税込) | Amazon 1,170円(税込) Yahoo! ショッピング 1,350円(税込) | ||||||
サイズ | W16.5×H18×D16.5cm | W35×H15.5×D24cm | - | ヨコ:39×タテ:19×高さ:19cm | ヨコ43.7×タテ:17.5×高さ:19cm | ヨコ30.5×タテ23×高さ12cm | ヨコ:29.6×タテ:17.6×高さ:17.6cm | ヨコ:32×タテ:14.5×高さ:14.5cm | 幅18×高さ18×奥行26cm |
重量 | 1.15kg | 2Kg | - | 2.06kg | 1.85kg | - | 460g | 760g | 約490g |
耐荷重 | 100kg | - | - | 136kg | 136kg | 150kg | - | 200kg | 約80kg |
まとめ
手軽に腹筋を鍛えることができる腹筋ローラーは商品によってローラーの数や鍛えられる筋肉の種類が異なります。まずはご自身のレベルに合わせてローラーの数を選ぶ必要があります。
本記事を参考に快適で安全なトレーニング生活を楽しみましょう。
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