交通事故やあおり運転などへのトラブル対策として、ドライブレコーダーを設置している方も多いのではないでしょうか。「ドライブレコーダーを設置して、これで安心」そう思いがちです。
しかし、車のトラブルは走行中だけとは限りません。駐車中、目の届かないところでの当て逃げや車上荒らしの心配もあります。
愛車がそんなトラブルに巻き込まれてしまった場合、その証拠を残すために有効とされているのが、駐車監視機能が付いたドライブレコーダーです。
今回は、駐車監視機能付きドライブレコーダーの特徴とおすすめ商品をご紹介します。ぜひ、参考にしてください。
目次
駐車監視機能付きドライブレコーダーの特徴
駐車監視機能とは、エンジン停止後もマイカー周辺を録画する機能のことで、当て逃げや車上荒らしの証拠を残すために有効な機能です。
ひと口に駐車監視機能といっても、記録方式やバッテリータイプなどによってさまざまなタイプがあります。
また、すべてのドライブレコーダーに駐車監視機能が備わっているわけではありませんので、購入の際は駐車監視機能の有無をチェックするようにしてください。
盗難や車両へのいたずらなどが心配ならば、駐車監視機能付きのドライブレコーダーは有効です。
引用:モノレコ
駐車監視機能付きドライブレコーダーの選び方
駐車監視機能付きドライブレコーダーを選ぶ場合に大切なチェックポイントを6つご紹介します。
- 録画方式
駐車監視機能には、動体検知(モーションセンサー)方式、衝撃検知(Gセンサー)方式、常時録画方式の3種類の録画方式があります。
方式によって、録画時間や録画開始のタイミングが違いますので、必ず録画方式を確認してください。録画方式の特徴については、後ほど詳しくご紹介します。 - バッテリータイプ
駐車監視機能付きドライブレコーダーには、車両バッテリータイプ、内蔵バッテリータイプ、外部バッテリータイプの3種類の電源供給方法があります。
バッテリータイプによって、録画時間や車両バッテリーへの影響も違いますので、購入する場合は必ずバッテリータイプを確認してください。バッテリータイプの特徴については、後ほど詳しくご紹介します。 - カメラの画質と視野角
駐車監視で捕らえる映像も通常のドライブレコーダーと同様に、カメラの画質と視野角で決まります。できるだけ画質や視野角の性能がよいドライブレコーダーを選ぶようにしてください。 - 映像補正機能
駐車中のトラブルは、日中だけとは限りません。日没後の外出先や夜間の自宅駐車場など、トラブルはいつ起きても不思議ではありません。
暗所や夜間でも鮮明に録画できるように「黒つぶれ」、「白とび」を防ぐHDR機能やWDR機能、各社独自の夜間モードが搭載されているかを確認してください。 - オプションパーツの要否
駐車監視機能を使用するためには、別売りのオプションパーツが必要なドライブレコーダーがあります。せっかく購入したのに、使えなくては意味がありません。オプションパーツの必要な場合は、買い漏れのないようご注意ください。 - 操作性
駐車監視機能つきのドライブレコーダーを選ぶ際に、映像確認の手軽さやスマホやカーナビとの連携、設置のしやすさといった録画以外の部分も大切なポイントです。
駐車監視機能付きドライブレコーダーおすすめ8選|記録方式別に紹介
それでは、編集部が厳選したおすすめのドライブレコーダーを、動体検知(モーションセンサー)方式、衝撃検知(Gセンサー)方式、常時録画方式の3つに分けてご紹介します。
駐車監視機能付きドライブレコーダーおすすめ3選【動体検知方式】
まずは、動体検知方式のおすすめドライブレコーダーをご紹介します。
PAPAGO(パパゴ) / GoSafe D11
充実した機能で安心・安全をサポート
充実した機能で安心・安全をサポート
ステルス戦闘機のような多面体ダイヤモンドカットデザインのボディは、コンパクトで運転中も邪魔になりません。カラーはマッドブラックなので、光の反射を抑え運転を妨げることなく、水平方向119°・ 垂直方向67°を最大300万画素の高画質で録画します。
黒つぶれや白とびを防ぐHDR機能や、LED信号機対策(LED信号の点滅と撮影周期が一致した場合に起こるLED信号の無灯火記録を防ぐ機能)といった映像補正機能も充実。
駐車時に動体検知モードをオンに設定すると、待機モードになり、カメラの前で人や車の動きを検知すると自動的に録画が始まります。
そのほかにも、出発遅延警告や速度制限標識警告、ライト点灯忘れ警告といった機能も備え、ドライバーの安心・安全をサポートしてくれます。
カメラ画素数 | 総画素数:300万画素 |
---|---|
録画機能 | 常時録画 G(加速度)センサー録画 手動録画 |
液晶サイズ | 2インチ |
駐車監視機能 | - |
GPS機能 | - |
対応メディア | microSDHC/microSDXCカード(8GB~64GB) |
innowa(イノワ) / Journey Plus
目的にあわせて選べる駐車監視モード
目的にあわせて選べる駐車監視モード
フロントカメラ(水平方向125° ・ 垂直方向61°)、リアカメラ(水平方向98°・垂直方向80°)で前後の映像を高画質に録画可能な上、WDR機能やスマホでの映像確認といった機能も充実しています。
売りである駐車モードは、エンジンOFFの常時録画モード(エンジン切った状態での短時間の常時録画)、動体検知モード、衝撃検知モードの3つがあり、目的に合わせて選択できます。
カメラ画素数 | 200万画素 |
---|---|
録画機能 | 常時録画 G(加速度)センサー録画 手動録画 |
液晶サイズ | 3インチ |
駐車監視機能 | 有 |
GPS機能 | 有 |
対応メディア | microSDHC |
Yupiteru(ユピテル) / DRY-ST7000c
超高画質で長時間の駐車監視
超高画質で長時間の駐車監視
FULL HDを超えるQUAD HD(クアッドHD)での録画は、約350万画素の超高画質で鮮明に映像を記録します。
駐車監視は、動体検知記録、Gセンサー(衝撃検知)記録、常時録画と3つの記録方法でマイカーを守ります。
別売りのマルチバッテリー(OP-MB4000)と5Vコンバーター付電源直結コード(OP-E755)を使用すことにより、走行中に充電されたマルチバッテリーから電源が供給されます。
約3時間の走行で満充電になり、最大約12時間の駐車監視が可能です。車両バッテリーからの電源供給ではないので、バッテリーがあがる心配がありません。
カメラ画素数 | 400万画素 |
---|---|
録画機能 | 常時録画 G(加速度)センサー録画 手動録画 |
液晶サイズ | 2インチ |
駐車監視機能 | ‐ |
GPS機能 | 有 |
対応メディア | microSDHCカード(8~32GB) |
駐車監視機能付きドライブレコーダーおすすめ3選【衝撃検知方式】
続いて、衝撃検知方式のおすすめドライブレコーダーをご紹介します。
Pioneer(パイオニア) / ドライブレコーダー VREC-DZ700DLC
車外に取り付け可能なリアカメラ
車外に取り付け可能なリアカメラ
このドライブレコーダーの特徴は、フロントカメラだけでなく、リアカメラも平行方向120°・垂直方向64°という広い視野角です。
映像補正も機能が充実し、WDR機能だけでなく、暗所が得意なSONY製CMOSセンサーSTARVISや、従来のドライブレコーダーに比べて100分の1以下の光量でも撮影できるナイトサイトに対応しているので、夜間の録画も安心です。
また、意外なおすすめポイントとして、防水・防塵設計のリアカメラは、車外取付けることもできます。リアガラスのないオープンカーや、リアガラスが覆われている商用車でも前後の録画が可能です。
エンジン停止後は、衝撃感知でしっかりと駐車監視します。振動を検知すると、本体内蔵のバッテリーで検知前10秒と検知後20秒を自動的に録画します。
カメラ画素数 | 200万画素 |
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録画機能 | 常時録画、G(加速度)センサー録画、手動録画 |
液晶サイズ | 3インチ |
駐車監視機能 | 標準装備 |
GPS機能 | あり |
対応メディア | microSDHCカード(16GB~128GB) |
KENWOOD(ケンウッド) / DRV-MN940
ナビとの連携でさらに便利に
ナビとの連携でさらに便利に
フロントカメラとリアカメラをメインユニットから分けることにより、コンパクトになったカメラは、設置しても視界を大きく確保することができます。
KENWOODのドライブレコーダーならではの機能として、同社のカーナビ「彩速」と連携すると、録画した映像をナビ画面で確認できたり、ルームミラーでの後方確認が困難な場合は、リアカメラの映像をナビ画面に表示する「バーチャルルームミラー」としても活躍します。
エンジンをオフにすると自動的に駐車監視機能がスタンバイ状態になり、車両への衝撃を検知すると録画が始まります。録画が終わると、またスタンバイ状態になります。自動的に駐車監視機能が働きますので、設定忘れの心配がありません。
カメラ画素数 | 207万画素 |
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録画機能 | 常時録画、G(加速度)センサー録画、手動録画 |
液晶サイズ | - |
駐車監視機能 | 標準装備 |
GPS機能 | なし |
対応メディア | microSDHCカード(16GB~32GB)、microSDXCカード(64GB~128GB) |
COMTEC(コムテック) / HDR-352GHP
超広角レンズのドライブレコーダー
超広角レンズのドライブレコーダー
フロントカメラに超広角レンズを採用したことにより、従来品より視野角が大幅に広がりました。
別売りの駐車監視・直接配線ユニット(HDROP-05)と接続すれば、エンジン停止後も車両バッテリーから電源供給を行い駐車監視を行います。
駐車監視中は最大12時間の常時録画と、衝撃検知によりトラブル前後の映像を記録します。必要に応じて録画時間を調節できるので、車両バッテリーにもやさしいドライブレコーダーです。
カメラ画素数 | 200万画素 |
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録画機能 | 常時録画/イベント録画 |
液晶サイズ | 2.7インチ |
駐車監視機能 | 有 |
GPS機能 | 有 |
対応メディア | microSDHCカード |
駐車監視機能付きドライブレコーダーおすすめ2選【常時録画方式】
最後に、常時録画方式のおすすめドライブレコーダーをご紹介します。
COMTEC(コムテック) / HDR-951GW
HDR&WDR搭載で夜間も安心録画
HDR&WDR搭載で夜間も安心録画
前方用のメインカメラ(水平方向120°・垂直方向60°)と車内用のサブカメラ(水平方向108°・垂直方向63°)の2つで映像を録画します。
メインカメラには、HDRとWDR2つの映像補正機能を搭載。また、サブカメラは赤外線LEDを搭載しているので、光量の少ない夜間でも鮮明な録画が可能です。
また、別売りの駐車監視・直接配線コード(HDROP-14)を車両バッテリーに接続するとオプションの駐車監視を利用することができます。エンジン停止後も最大12時間の常時録画が可能になります。
カメラ画素数 | 200万画素 |
---|---|
録画機能 | 常時録画 G(加速度)センサー録画 手動録画 |
液晶サイズ | 2.7インチ |
駐車監視機能 | - |
GPS機能 | 有 |
対応メディア | microSDHCカード(8GB~32GB) |
CELLSTAR(セルスター) / CSD-790FHG
前後のカメラにHDR機能搭載
前後のカメラにHDR機能搭載
前方用の本体カメラ(水平方向115.8°・垂直方向60.2°)と、後方用の別体カメラ(水平方向107° 垂直方向59°)で前後を録画します。
本体カメラはもちろん、別体カメラにもHDR機能を搭載していますので、後方のトラブルも鮮明に録画が可能です。
駐車監視を行なうパーキングモード(オプションの常時電源コードが必要)は、常時録画、動体検知、衝撃検知の組み合わせによって、駐車中の車上荒らしや当て逃げなどのトラブルをしっかりと監視・記録します。
常時録画は、作動時間を0(設定オフ)〜12時間の間で設定することができます。必要な時間に合わせて使用することができる、車両バッテリーにやさしい機能です。
カメラ画素数 | 200万画素 |
---|---|
録画機能 | 常時録画 G(加速度)センサー録画 手動録画 |
液晶サイズ | 2.4インチ |
駐車監視機能 | ‐ |
GPS機能 | 有 |
対応メディア | microSDHCカード(8GB~32GB)/microSDXCカード(64GB) |
駐車監視機能をより高めるには?
駐車監視機能は、当て逃げや車上荒らしなど、万が一のトラブルの証拠を録画するのに効果的です。
しかし、ドライブレコーダーのカメラには死角があり、残念ながらすべての映像を録画できるわけではありません。
そこで、駐車監視を強化するには、360°記録できるドライブレコーダーの導入が効果的です。
▶詳しくはこちらの記事をチェック!
駐車監視機能付きドライブレコーダーの記録方式は3つ
駐車監視機能付きドライブレコーダーの記録方式には、動体検知方式、加速度検知方式、常時録画方式の3つの記録方式があります。
ここでは各記録方式について解説します。
動体検知(モーションセンサー)方式
ドライブレコーダーに搭載されたモーションセンサーが、人や物の動きを検知すると録画を開始します。 そのため、トラブルが起こる前から録画することができます。
また、常に録画しているわけではないので、SDカード容量を圧迫しません。ただし、カメラの撮影範囲外でのトラブルは録画されないため、予め視野角を確認しておきましょう。
衝撃検知(Gセンサー)方式
ドライブレコーダーに搭載されたGセンサーが、衝撃を検知した場合に録画を開始します。そのため、当て逃げのように衝撃が発生するトラブルの際に有効です。
ただし、衝撃を検知した際の感度によっては録画されない場合もあるので、気を付けましょう。
常時録画方式
動体検知や振動検知のように、センサーが反応した場合に録画をするのではなく、常に録画し、マイカーを監視し続けます。そのため、録画漏れがありません。
とはいえ、常に録画しているので、大容量のSDカートが必要になります。
駐車監視機能付きドライブレコーダーのバッテリータイプは?
駐車監視機能付きドライブレコーダーのバッテリータイプには、車両バッテリータイプ、内蔵バッテリータイプ、外部バッテリータイプの3種類の電源供給方法があります。
車両バッテリータイプ
エンジン停止後も車両のバッテリーを使用して録画します。長時間録画が可能で、車両バッテリーを使用するため充電が不要です。
ただし、車両バッテリーの残量によっては録画が中断される場合があります。不慣れな方には設置に手間がかかることも…。
駐車した車から長時間離れることが多い人や、自宅の駐車場が離れた場所にある人におすすめです。
内蔵バッテリータイプ
ドライブレコーダー本体に内蔵されたバッテリーを使用して録画します。オプションパーツを買い足す必要がなく、設置が簡単。しかも車両バッテリーに影響を与えません。
ただし、録画時間が短いので録画漏れの可能性があります。
駐車しても短時間の方におすすめです。
外部バッテリータイプ
モバイルバッテリーや専用バッテリーを接続して録画します。そのため長時間録画でき、車両バッテリーに影響を与えません。
使用するには別売りのオプションパーツが必要となり、不慣れな方は設置に時間がかかることも。また、外部バッテリーが充電されていないと駐車監視ができないため、充電残量に気を付ける必要があります。
車から長時間離れることが多い人や、自宅の駐車場が離れた場所にある人におすすめです。
駐車監視機能付きドライブレコーダーのおすすめ商品をまとめ表で比較
本記事で紹介したおすすめの駐車監視機能付きドライブレコーダーを一覧表で比較!ぴったりな商品を見つけてみてください!
注目ポイント | 充実した機能で安心・安全をサポート | 目的にあわせて選べる駐車監視モード | 超高画質で長時間の駐車監視 | 車外に取り付け可能なリアカメラ | ナビとの連携でさらに便利に | 超広角レンズのドライブレコーダー | HDR&WDR搭載で夜間も安心録画 | 前後のカメラにHDR機能搭載 |
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商品画像 | ||||||||
商品名 | ||||||||
商品リンク |
まとめ
運転中のトラブル対策はしっかりと行なっていても、意外と忘れがちなのが駐車時のトラブル対策です。というのも、駐車している時は自分の目が届かないことがほとんどだからです。
愛車を万全の体制で守るため、駐車監視機能付きドライブレコーダーを購入の際は、ぜひ今回の記事を参考にしてください。
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